あるメーカーのポップコーン1袋の重さは100gを基準としている。1袋の重さの標準偏差は6gである。144袋を無作為に抽出して調査したところ、平均の重さは98.8gであった。1袋の平均の重さは100gではないと判断してよいか、有意水準5%で検定する問題です。
2025/8/1
1. 問題の内容
あるメーカーのポップコーン1袋の重さは100gを基準としている。1袋の重さの標準偏差は6gである。144袋を無作為に抽出して調査したところ、平均の重さは98.8gであった。1袋の平均の重さは100gではないと判断してよいか、有意水準5%で検定する問題です。
2. 解き方の手順
この問題は、母平均の検定を行う問題です。
(1) 帰無仮説と対立仮説を設定する。
帰無仮説 (ポップコーン1袋の平均の重さは100gである)
対立仮説 (ポップコーン1袋の平均の重さは100gではない)
(2) 検定統計量を計算する。
標本平均
母標準偏差
標本サイズ
検定統計量 は、
与えられた値を代入すると、
(3) 有意水準 で、棄却域を決定する。
対立仮説が であるため、両側検定を行う。
有意水準 より、棄却域は または となる。
したがって、棄却域は または となる。
(4) 検定統計量と棄却域を比較する。
計算された検定統計量 は、棄却域 に含まれる。
(5) 結論を導く。
帰無仮説は棄却される。したがって、有意水準5%で、ポップコーン1袋の平均の重さは100gではないと判断できる。
3. 最終的な答え
ポップコーン1袋の平均の重さは100gではないと判断できる。