3人の候補者に対して、8人の投票者が無記名投票を行う場合の、票の分かれ方の総数を求めます。ただし、投票者は棄権できないとします。

確率論・統計学重複組み合わせ投票場合の数
2025/8/2

1. 問題の内容

3人の候補者に対して、8人の投票者が無記名投票を行う場合の、票の分かれ方の総数を求めます。ただし、投票者は棄権できないとします。

2. 解き方の手順

この問題は、重複組み合わせの問題として解釈できます。8人の投票者が3人の候補者のうちの誰か1人に投票するという状況は、「8個の同じもの(票)を3つの異なる箱(候補者)に入れる」という問題と同じです。
重複組み合わせの公式を使うと、nHr=n+r1Cr_nH_r = {}_{n+r-1}C_r で計算できます。
ここで、nn は候補者の数(3) であり、rr は投票者の数(8) です。
したがって、求める場合の数は、3H8=3+81C8=10C8_{3}H_{8} = {}_{3+8-1}C_{8} = {}_{10}C_{8} となります。
10C8{}_{10}C_{8} を計算すると、
10C8=10!8!(108)!=10!8!2!=10×92×1=45{}_{10}C_{8} = \frac{10!}{8!(10-8)!} = \frac{10!}{8!2!} = \frac{10 \times 9}{2 \times 1} = 45 となります。

3. 最終的な答え

票の分かれ方の総数は45通りです。

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