あるクラスの漢字テストの得点分布が表にまとめられている。このデータについて、以下の4つの値を求める問題です。 ①平均値 ②中央値 ③最頻値 ④最も人数が多い得点の階級の相対度数

確率論・統計学平均値中央値最頻値度数分布相対度数
2025/8/2

1. 問題の内容

あるクラスの漢字テストの得点分布が表にまとめられている。このデータについて、以下の4つの値を求める問題です。
①平均値
②中央値
③最頻値
④最も人数が多い得点の階級の相対度数

2. 解き方の手順

① 平均値
平均値は、各得点にその人数を掛けたものを合計し、総人数で割ることで求められます。
平均値 = 0×2+1×6+2×13+3×14+4×3+5×240\frac{0 \times 2 + 1 \times 6 + 2 \times 13 + 3 \times 14 + 4 \times 3 + 5 \times 2}{40}
② 中央値
中央値は、データを小さい順に並べたときの中央の値です。総人数が40人なので、20番目と21番目の値の平均を取ります。
* 0点の人は2人
* 1点の人は6人
* 2点の人は13人
ここまでで2+6+13=21人なので、20番目と21番目の人は2点です。
したがって、中央値は2点です。
③ 最頻値
最頻値は、データの中で最も頻繁に出現する値です。人数が最も多い得点を探します。
表を見ると、3点の人が14人と最も多いので、最頻値は3点です。
④ 最も人数が多い得点の階級の相対度数
最も人数が多い得点は3点であり、その人数は14人です。相対度数は、その階級の人数を総人数で割ったものです。
相対度数 = 1440=0.35\frac{14}{40} = 0.35

3. 最終的な答え

① 平均値:0×2+1×6+2×13+3×14+4×3+5×240=0+6+26+42+12+1040=9640=2.4\frac{0 \times 2 + 1 \times 6 + 2 \times 13 + 3 \times 14 + 4 \times 3 + 5 \times 2}{40} = \frac{0 + 6 + 26 + 42 + 12 + 10}{40} = \frac{96}{40} = 2.4
② 中央値:2点
③ 最頻値:3点
④ 最も人数が多い得点の階級の相対度数:0.35

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