12本のくじの中に4本の当たりくじがある。この中から3本のくじを同時に引くとき、少なくとも1本は当たる確率を求める。

確率論・統計学確率組み合わせ余事象
2025/8/3

1. 問題の内容

12本のくじの中に4本の当たりくじがある。この中から3本のくじを同時に引くとき、少なくとも1本は当たる確率を求める。

2. 解き方の手順

少なくとも1本当たる確率は、3本とも外れる確率の余事象を求めることで計算できる。
まず、3本とも外れる確率を求める。
12本中、当たりくじは4本なので、外れくじは 124=812 - 4 = 8 本。
3本とも外れる場合の数は、8本の外れくじから3本を選ぶ組み合わせの数なので、 8C3_8C_3 で計算できる。
全体の3本のくじの選び方は、12本から3本を選ぶ組み合わせの数なので、 12C3_{12}C_3 で計算できる。
8C3=8!3!(83)!=8!3!5!=8×7×63×2×1=56_8C_3 = \frac{8!}{3!(8-3)!} = \frac{8!}{3!5!} = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 56
12C3=12!3!(123)!=12!3!9!=12×11×103×2×1=220_{12}C_3 = \frac{12!}{3!(12-3)!} = \frac{12!}{3!9!} = \frac{12 \times 11 \times 10}{3 \times 2 \times 1} = 220
3本とも外れる確率は、8C312C3=56220=1455\frac{_8C_3}{_{12}C_3} = \frac{56}{220} = \frac{14}{55}
少なくとも1本当たる確率は、
11455=551455=41551 - \frac{14}{55} = \frac{55 - 14}{55} = \frac{41}{55}

3. 最終的な答え

4155\frac{41}{55}

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