## 問題の回答

確率論・統計学確率場合の数サイコロじゃんけんカード文字くじ引きクイズ
2025/8/1
## 問題の回答
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1. 問題の内容

7つの異なる問題が与えられています。各問題は確率を求めるものです。
(1) サイコロを3回投げる確率の問題
(2) 袋から球を取り出す確率の問題
(3) じゃんけんの確率の問題
(4) カードを引く確率の問題
(5) 文字を並べる確率の問題
(6) くじ引きの確率の問題
(7) クイズに答える確率の問題
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2. 解き方の手順

各問題ごとに手順を説明します。
**(1) サイコロを3回投げる**
(a) 偶数の目、奇数の目、3の倍数の目の順に出る確率
* 偶数の目が出る確率は 1/21/2
* 奇数の目が出る確率は 1/21/2
* 3の倍数の目が出る確率は 1/31/3
* よって確率は 12×12×13=112\frac{1}{2} \times \frac{1}{2} \times \frac{1}{3} = \frac{1}{12}
(b) 3回目に初めて3の倍数が出る確率
* 1回目、2回目は3の倍数以外が出る必要がある。その確率はそれぞれ 2/32/3
* 3回目に3の倍数が出る確率は 1/31/3
* よって確率は 23×23×13=427\frac{2}{3} \times \frac{2}{3} \times \frac{1}{3} = \frac{4}{27}
(c) 出る目がすべて異なる確率
* 1回目の目は6通り
* 2回目の目は1回目と異なる5通り
* 3回目の目は1回目、2回目と異なる4通り
* 全体の目の出方は 6×6×6=2166 \times 6 \times 6 = 216
* よって確率は 6×5×4216=120216=59\frac{6 \times 5 \times 4}{216} = \frac{120}{216} = \frac{5}{9}
(d) 目の和が5になる確率
目の和が5になる組み合わせは以下の通り:
(1, 1, 3), (1, 3, 1), (3, 1, 1), (1, 2, 2), (2, 1, 2), (2, 2, 1)
それぞれ 1/6×1/6×1/6=1/2161/6 \times 1/6 \times 1/6 = 1/216 で起こる。
したがって、確率は 6/216=1/366/216 = 1/36
(e) 目の積が5の倍数になる確率
目の積が5の倍数になるのは、少なくとも1回は5が出る場合。
5が1回も出ない確率を計算し、それを1から引けば良い。
5が出ない確率は 5/65/6
3回とも5が出ない確率は (5/6)3=125/216(5/6)^3 = 125/216
したがって、少なくとも1回は5が出る確率は 1125/216=91/2161 - 125/216 = 91/216
**(2) 袋から球を取り出す**
(a) 4個とも同じ色の球が出る確率
4個とも赤球が出る確率は (54)(114)=5330\frac{{5 \choose 4}}{{11 \choose 4}} = \frac{5}{330}
4個とも白球が出る確率は (64)(114)=15330\frac{{6 \choose 4}}{{11 \choose 4}} = \frac{15}{330}
したがって、確率は 5330+15330=20330=233\frac{5}{330} + \frac{15}{330} = \frac{20}{330} = \frac{2}{33}
(b) 赤球と白球がそれぞれ少なくとも1個出る確率
全体から「4個とも赤球」「4個とも白球」が出る場合を除けばよい。
全体は1なので、確率は 1233=31331 - \frac{2}{33} = \frac{31}{33}
**(3) じゃんけん**
(a) AとBの2人が勝つ確率
AとBが同じ手を出し、Cが負ける必要がある。
AとBが出す手は3通り、Cが負ける手は1通り。
A, B, Cの出し方は 3×3×3=273 \times 3 \times 3 = 27 通り
したがって、確率は 327=19\frac{3}{27} = \frac{1}{9}
(b) 1人だけが勝つ確率
1人が勝つのは、3人の中から勝つ1人を決めるのが3通り。
勝つ人が出す手は3通り。
負ける2人は同じ手を出す必要がある。
3人とも同じ手になる場合を除く。
したがって、確率は 3×227=29\frac{3 \times 2}{27} = \frac{2}{9}
**(4) カードを引く**
(a) 取り出したカードの番号が奇数かつ3の倍数である確率
1から13までの奇数は 1, 3, 5, 7, 9, 11, 13 の7個。
その中で3の倍数は 3, 9 。
確率は 213\frac{2}{13}
(b) 取り出したカードの番号が奇数であるとき、その番号が3の倍数である確率
奇数である確率は 7/137/13
奇数かつ3の倍数である確率は 2/132/13
条件付き確率は 2/137/13=27\frac{2/13}{7/13} = \frac{2}{7}
**(5) 文字を並べる**
(a) AとBが両端にある確率
8文字の並べ方は 8!=403208! = 40320 通り
AとBが両端にあるのは、AとBの並び順が2通り、残りの6文字の並べ方が 6!6! 通り。
したがって、確率は 2×6!8!=28×7=128\frac{2 \times 6!}{8!} = \frac{2}{8 \times 7} = \frac{1}{28}
(b) AはBより左で、BはCより左にある確率
A, B, Cの並び順は 3! = 6 通り。そのうちA, B, Cの順になるのは1通り。
したがって、確率は 1/61/6
**(6) くじ引き**
(a) 同時に3本引くとき、2本だけ当たる確率
当たりくじ4本から2本引き、外れくじ6本から1本引く。
(42)(61)(103)=6×6120=36120=310\frac{{4 \choose 2} {6 \choose 1}}{{10 \choose 3}} = \frac{6 \times 6}{120} = \frac{36}{120} = \frac{3}{10}
(b) 1本ずつ2本引き、1本目のくじはもとに戻すとするとき、1本目がはずれ、2本目が当たる確率
1本目が外れる確率は 6/106/10
2本目が当たる確率は 4/104/10
したがって、確率は 610×410=24100=625\frac{6}{10} \times \frac{4}{10} = \frac{24}{100} = \frac{6}{25}
(c) 1本ずつ2本引き、1本目のくじはもとに戻さないものとするとき、2本目が当たる確率
1本目が外れる確率は 6/106/10。この時2本目が当たる確率は 4/94/9
1本目が当たる確率は 4/104/10。この時2本目が当たる確率は 3/93/9
したがって、確率は 610×49+410×39=2490+1290=3690=25\frac{6}{10} \times \frac{4}{9} + \frac{4}{10} \times \frac{3}{9} = \frac{24}{90} + \frac{12}{90} = \frac{36}{90} = \frac{2}{5}
**(7) クイズに答える**
(a) すべて正解となる確率
各問題で正解する確率は 1/21/2
5問すべて正解する確率は (1/2)5=1/32(1/2)^5 = 1/32
(b) 3問以上正解となる確率
3問正解する確率は (53)(1/2)5=10/32{5 \choose 3} (1/2)^5 = 10/32
4問正解する確率は (54)(1/2)5=5/32{5 \choose 4} (1/2)^5 = 5/32
5問正解する確率は (55)(1/2)5=1/32{5 \choose 5} (1/2)^5 = 1/32
したがって、確率は 1032+532+132=1632=12\frac{10}{32} + \frac{5}{32} + \frac{1}{32} = \frac{16}{32} = \frac{1}{2}
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3. 最終的な答え

(1) (a) 1/12 (b) 4/27 (c) 5/9 (d) 1/36 (e) 91/216
(2) (a) 2/33 (b) 31/33
(3) (a) 1/9 (b) 2/9
(4) (a) 2/13 (b) 2/7
(5) (a) 1/28 (b) 1/6
(6) (a) 3/10 (b) 6/25 (c) 2/5
(7) (a) 1/32 (b) 1/2

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