半径 $r$ の円Oの周上に、中心角 $\theta$ に対する弧ABをとる。弧ABを2等分する点をCとし、線分OCと弦ABの交点をDとする。以下の極限を求める問題。 (1) $\lim_{\theta \to +0} \frac{\stackrel{\frown}{AB}}{AB}$ (2) $\lim_{\theta \to +0} \frac{CD}{AB}$
2025/7/31
1. 問題の内容
半径 の円Oの周上に、中心角 に対する弧ABをとる。弧ABを2等分する点をCとし、線分OCと弦ABの交点をDとする。以下の極限を求める問題。
(1)
(2)
2. 解き方の手順
(1)
まず、弧ABの長さを求める。弧の長さは なので、 となる。
次に、弦ABの長さを求める。三角形OABは二等辺三角形であり、OA=OB=r、角AOB= なので、ABの長さは余弦定理より、
を用いると、
なので、 となり、 となる。
したがって、
(2)
CDの長さを求める。
OC=rであり、ODの長さを求める。
三角形OADにおいて、 であり、 である。
より、
三角形ADBにおいて、AD=DBなので、AB=2ADとなる。
したがって、
3. 最終的な答え
(1) 1
(2)