(1) 取り出した製品がA社の不良品である確率
まず、取り出した製品がA社のものである確率を計算する。これは仕入れ比率から 5/(5+3+2)=5/10=1/2 である。 次に、A社の製品が不良品である確率は3% = 0.03である。
したがって、取り出した製品がA社の不良品である確率は、
P(A社の不良品)=P(A社の製品)×P(不良品∣A社の製品)=21×0.03=0.015 (2) 取り出した製品が不良品である確率
取り出した製品が不良品である確率は、A社、B社、C社のそれぞれの製品が不良品である確率を足し合わせることで求められる。
P(不良品)=P(A社の製品)×P(不良品∣A社の製品)+P(B社の製品)×P(不良品∣B社の製品)+P(C社の製品)×P(不良品∣C社の製品) P(B社の製品)=3/(5+3+2)=3/10=0.3 P(C社の製品)=2/(5+3+2)=2/10=0.2 P(不良品)=105×0.03+103×0.04+102×0.05=0.5×0.03+0.3×0.04+0.2×0.05=0.015+0.012+0.010=0.037 (3) 取り出した製品が不良品であったときに、それがA社の製品である確率
これは条件付き確率であり、ベイズの定理を用いて計算する。
P(A社の製品∣不良品)=P(不良品)P(不良品∣A社の製品)×P(A社の製品) P(A社の製品∣不良品)=0.0370.03×105=0.0370.015=3715