(1) 実数 $k$ を定数とする。連立方程式 $\begin{cases} 2^{x+1} + 3^y = 2 \\ k \cdot 2^x - 3^y = 3k - 1 \end{cases}$ の解が存在するような $k$ の値の範囲を求めよ。 (2) $a$ を $a > 0$, $a \neq 1$ を満たす実数とするとき、不等式 $3 \log_a(2x+4) \le 2 \log_a(4-x) - \log_a 4$ を満たす $x$ の範囲を求めよ。
2025/7/31
1. 問題の内容
(1) 実数 を定数とする。連立方程式
の解が存在するような の値の範囲を求めよ。
(2) を , を満たす実数とするとき、不等式
を満たす の範囲を求めよ。
2. 解き方の手順
(1)
まず、与えられた連立方程式を整理する。
この連立方程式を と について解く。
2つの式を足し合わせると、
1つ目の式から2つ目の式を引くと、
かつ である必要があるため、
かつ
より、 または
より、
したがって、
(2)
不等式 を解く。
真数条件より、 かつ なので、
(i) のとき、
(ii) のとき、
は
の近傍で考えると、を代入すると0になるような式を見つけたい
(i)の のとき、 より、 を解く。
付近で解が存在し、 の範囲は である。
不等式は解けない。
(ii)の のとき、 より、 を解く。
付近で解が存在し、 の範囲は である。
不等式は解けない。
3. 最終的な答え
(1)
(2) 解なし