(1) 連立方程式を解く。
まず、与えられた連立方程式を以下のように書き換える。
\begin{cases}
2 \cdot 2^x + 3^y = 2 \\
k \cdot 2^x - 3^y = 3k - 1
\end{cases}
この連立方程式を解くために、2つの式を足し合わせる。
2⋅2x+k⋅2x=3k+1 (2+k)2x=3k+1 2x=k+23k+1 次に、最初の式から2番目の式を引く。
2⋅2x−k⋅2x+2⋅3y=3−3k (2−k)2x+2⋅3y=3−3k 3y=2−2⋅2x=2−2(k+23k+1)=2−k+26k+2=k+22k+4−6k−2=k+2−4k+2 ここで、2x>0 かつ 3y>0 である必要がある。 2x>0 より k+23k+1>0 3k+1>0 かつ k+2>0 または 3k+1<0 かつ k+2<0 k>−31 かつ k>−2 または k<−31 かつ k<−2 k>−31 または k<−2 3y>0 より k+2−4k+2>0 −4k+2>0 かつ k+2>0 または −4k+2<0 かつ k+2<0 k<21 かつ k>−2 または k>21 かつ k<−2 −2<k<21 上記の条件を両方満たす k の範囲は、 −31<k<21 である。 (2) 対数不等式を解く。
3loga(2x+4)≤2loga(4−x)−loga4 真数条件より、2x+4>0 かつ 4−x>0。 x>−2 かつ x<4。したがって、 −2<x<4。 loga(2x+4)3≤loga(4−x)2−loga4 loga(2x+4)3≤loga4(4−x)2 a>1 のとき、不等号の向きは変わらない。 (2x+4)3≤4(4−x)2 4(2x+4)3≤(4−x)2 0<a<1 のとき、不等号の向きは変わる。 (2x+4)3≥4(4−x)2 4(2x+4)3≥(4−x)2 x=0 のとき、4(43)=4(64)=256 および (4)2=16。 256≥16 となるので、0<a<1 の場合に当てはまる可能性がある。 また、x=−1 のとき、4(23)=32 および (5)2=25。 32≥25 となるので、0<a<1 の場合に当てはまる可能性がある。 x=3 のとき、4(103)=4000 および (1)2=1。 4000≥1 となるので、0<a<1 の場合に当てはまる可能性がある。 4(2x+4)3≥(4−x)2を解くのは困難なので、元の式に戻って考える。