$z = f(r, \theta)$ を $r, \theta$ の全微分可能な関数とする。ここで、$r = \sqrt{x^2 + y^2}$ かつ $\theta = \arctan(\frac{y}{x})$ である。 (1) $z_x, z_y$ を $z_r, z_\theta, x, y$ を用いて表す。 (2) 逆行列を用いて、$z_r, z_\theta$ を $z_x, z_y, x, y$ を用いて表す。
2025/7/31
1. 問題の内容
を の全微分可能な関数とする。ここで、 かつ である。
(1) を を用いて表す。
(2) 逆行列を用いて、 を を用いて表す。
2. 解き方の手順
(1)
まず、 と を と を用いて表すことを考える。連鎖律より、
次に、 を計算する。
なので、
なので、
したがって、
よって、
したがって、
(1)
(2)
(3)
(4)
(2)
(1)の行列を とすると、
の行列式は、
の逆行列は、
したがって、
(5)
(6)
(7)
(8)
3. 最終的な答え
(1) , , ,
(2) , , ,