与えられた条件が、別の条件を満たすための必要条件、十分条件、必要十分条件、またはどちらでもないかを判断する問題です。

代数学必要条件十分条件必要十分条件連立方程式相似合同
2025/7/31

1. 問題の内容

与えられた条件が、別の条件を満たすための必要条件、十分条件、必要十分条件、またはどちらでもないかを判断する問題です。

2. 解き方の手順

(1) x=y=2x = y = 2 は、2xy=2yx=22x - y = 2y - x = 2 であるための条件を考えます。
- x=y=2x = y = 2 のとき、2xy=2(2)2=42=22x - y = 2(2) - 2 = 4 - 2 = 2、そして 2yx=2(2)2=42=22y - x = 2(2) - 2 = 4 - 2 = 2 となり、2xy=2yx=22x - y = 2y - x = 2 が成り立ちます。したがって、x=y=2x = y = 22xy=2yx=22x - y = 2y - x = 2 であるための十分条件です。
- 逆に、2xy=2yx=22x - y = 2y - x = 2 が成り立つとき、2xy=22x - y = 22yx=22y - x = 2 を連立方程式として解きます。
2xy=22x - y = 2 から y=2x2y = 2x - 2 を得ます。
これを 2yx=22y - x = 2 に代入すると、2(2x2)x=22(2x - 2) - x = 2、つまり 4x4x=24x - 4 - x = 23x=63x = 6、したがって x=2x = 2 です。
x=2x = 2y=2x2y = 2x - 2 に代入すると、y=2(2)2=42=2y = 2(2) - 2 = 4 - 2 = 2 となります。
したがって、2xy=2yx=22x - y = 2y - x = 2 が成り立つならば、x=y=2x = y = 2 となります。
よって、x=y=2x = y = 22xy=2yx=22x - y = 2y - x = 2 であるための必要条件です。
- x=y=2x=y=22xy=2yx=22x-y=2y-x=2 であるための必要十分条件です。
(2) x=1x = -1 は、x2x2=0x^2 - x - 2 = 0 であるための条件を考えます。
- x=1x = -1 のとき、x2x2=(1)2(1)2=1+12=0x^2 - x - 2 = (-1)^2 - (-1) - 2 = 1 + 1 - 2 = 0 となり、x2x2=0x^2 - x - 2 = 0 が成り立ちます。したがって、x=1x = -1x2x2=0x^2 - x - 2 = 0 であるための十分条件です。
- 逆に、x2x2=0x^2 - x - 2 = 0 を解くと、(x2)(x+1)=0(x - 2)(x + 1) = 0 となり、x=2x = 2 または x=1x = -1 が得られます。
したがって、x2x2=0x^2 - x - 2 = 0 が成り立つからといって、必ずしも x=1x = -1 であるとは限りません。
よって、x=1x = -1x2x2=0x^2 - x - 2 = 0 であるための必要条件ではありません。
- x=1x = -1x2x2=0x^2 - x - 2 = 0 であるための十分条件であるが必要条件ではありません。
(3) ABCPQR\triangle ABC \sim \triangle PQR は、ABCPQR\triangle ABC \equiv \triangle PQR であるための条件を考えます。
- ABCPQR\triangle ABC \equiv \triangle PQR であれば、ABCPQR\triangle ABC \sim \triangle PQR であることは明らかです。したがって、ABCPQR\triangle ABC \equiv \triangle PQRABCPQR\triangle ABC \sim \triangle PQR であるための十分条件です。
- しかし、ABCPQR\triangle ABC \sim \triangle PQR であっても、ABCPQR\triangle ABC \equiv \triangle PQR であるとは限りません。ABC\triangle ABCPQR\triangle PQR が相似であっても、対応する辺の長さが等しいとは限らないからです。例えば、ABC\triangle ABC の各辺の長さが1, 1, 1であり、PQR\triangle PQR の各辺の長さが2, 2, 2である場合、これらは相似ですが、合同ではありません。
- したがって、ABCPQR\triangle ABC \sim \triangle PQRABCPQR\triangle ABC \equiv \triangle PQR であるための必要条件ではありません。
- ABCPQR\triangle ABC \sim \triangle PQR は、ABCPQR\triangle ABC \equiv \triangle PQR であるための必要条件でも十分条件でもありません。

3. 最終的な答え

(1) 3
(2) 2
(3) 4

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