関数 $y = 2x^2 + 4x + 3$ ($0 \le x \le 1$) の最小値とそのときの $x$ の値を求めます。

代数学二次関数最大値最小値平方完成定義域
2025/7/31
## 問題9
画像の問題9について、それぞれの問題を解きます。
### (1)

1. 問題の内容

関数 y=2x2+4x+3y = 2x^2 + 4x + 3 (0x10 \le x \le 1) の最小値とそのときの xx の値を求めます。

2. 解き方の手順

まず、与えられた関数を平方完成します。
y=2(x2+2x)+3y = 2(x^2 + 2x) + 3
y=2(x2+2x+11)+3y = 2(x^2 + 2x + 1 - 1) + 3
y=2((x+1)21)+3y = 2((x+1)^2 - 1) + 3
y=2(x+1)22+3y = 2(x+1)^2 - 2 + 3
y=2(x+1)2+1y = 2(x+1)^2 + 1
頂点の座標は (1,1)(-1, 1) です。定義域が 0x10 \le x \le 1 であるため、頂点は定義域に含まれません。
したがって、定義域の端点で最小値または最大値を取ります。
x=0x = 0 のとき y=2(0+1)2+1=2+1=3y = 2(0+1)^2 + 1 = 2 + 1 = 3
x=1x = 1 のとき y=2(1+1)2+1=2(4)+1=8+1=9y = 2(1+1)^2 + 1 = 2(4) + 1 = 8 + 1 = 9
x=0x = 0 のときに y=3y=3 であり、x=1x = 1 のときに y=9y=9 であるから、最小値は 33 であり、そのときの xx の値は 00 です。

3. 最終的な答え

最小値:33
xxの値:00
### (2)

1. 問題の内容

関数 y=x22x2y = x^2 - 2x - 2 (0xa0 \le x \le a) について、0<a<10 < a < 1 のときの最小値とそのときの xx の値を求めます。

2. 解き方の手順

まず、与えられた関数を平方完成します。
y=x22x2y = x^2 - 2x - 2
y=(x22x+1)12y = (x^2 - 2x + 1) - 1 - 2
y=(x1)23y = (x-1)^2 - 3
頂点の座標は (1,3)(1, -3) です。定義域は 0xa0 \le x \le a であり、0<a<10 < a < 1 であるため、頂点は定義域に含まれません。
したがって、定義域の端点で最小値または最大値を取ります。
x=0x = 0 のとき y=(01)23=13=2y = (0-1)^2 - 3 = 1 - 3 = -2
x=ax = a のとき y=(a1)23y = (a-1)^2 - 3
0<a<10 < a < 1 より a1<0a-1 < 0 です。したがって、x=0x=0x=ax=a における yy の値を比較します。
x=0x=0のとき、y=2y=-2
x=ax=aのとき、y=(a1)23y=(a-1)^2 - 3
a<1a < 1より、a1<0a-1 < 0だから、(a1)2>0(a-1)^2 > 0。したがって、
(a1)23>3(a-1)^2 - 3 > -3
ここで、y=x22x2y = x^2-2x-2は下に凸のグラフであり、軸がx=1x=1である。0<a<10<a<1なので、x=0x=0の方が軸から離れている。つまり、x=ax=aでの値よりもx=0x=0での値のほうが小さい。
最小値は x=0x = 0 のときの y=2y = -2 です。

3. 最終的な答え

最小値:2-2
xxの値:00
### (3)

1. 問題の内容

関数 y=x2+2ax4a+1y = -x^2 + 2ax - 4a + 1 (1x2-1 \le x \le 2) について、2<a2 < a のときの最大値とそのときの xx の値を求めます。

2. 解き方の手順

まず、与えられた関数を平方完成します。
y=(x22ax)4a+1y = -(x^2 - 2ax) - 4a + 1
y=(x22ax+a2a2)4a+1y = -(x^2 - 2ax + a^2 - a^2) - 4a + 1
y=(xa)2+a24a+1y = -(x-a)^2 + a^2 - 4a + 1
頂点の座標は (a,a24a+1)(a, a^2 - 4a + 1) です。定義域は 1x2-1 \le x \le 2 であり、2<a2 < a であるため、頂点は定義域に含まれません。
下に凸のグラフなので、頂点から遠い端点で最大値を取ります。
x=1x = -1 のとき y=(1)2+2a(1)4a+1=12a4a+1=6ay = -(-1)^2 + 2a(-1) - 4a + 1 = -1 - 2a - 4a + 1 = -6a
x=2x = 2 のとき y=(2)2+2a(2)4a+1=4+4a4a+1=3y = -(2)^2 + 2a(2) - 4a + 1 = -4 + 4a - 4a + 1 = -3
2<a2 < a より 6a<12-6a < -12 です。したがって、6a<3-6a < -3 なので、x=1x = -1 のときに最大値を取ります。
最大値は 6a-6a であり、そのときの xx の値は 1-1 です。

3. 最終的な答え

最大値:6a-6a
xxの値:1-1

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