画像に掲載されている数学の問題のうち、問6の(1)から(6)までと、問8、問9を解く。 問6:次の方程式、不等式を解け。ただし、$a$は定数とする。 (1) $-2x-1 < x+5 < \frac{1+4x}{2}$ (2) $|6x-1| > 1$ (3) $|x-1|-2|=3$ (4) $ax+1 > x+a^2$ (5) $|x-3| < 4x$ (6) $|x|+2x-2 = 2x$ 問8:$a,b$を定数とするとき、$x$についての不等式 $|ax-b-7| < 3$を考える。 (1) $a = -3, b = -2$とし、(*)を満たす整数全体の集合を$P$とする。この集合$P$を、要素を書き並べて表すと$P = \{\ ア, イ\}$。ただし、ア、イの解答の順序は問わない。 (2) $a = \frac{1}{\sqrt{3}}$とする。 (1) $b = -1$のとき、(*)を満たす整数は全部でウ個である。 (2) (*)を満たす整数が全部で(ケ + 1)個であるような正の整数のうち、最小のものはエである。

代数学不等式絶対値方程式数式処理
2025/7/31

1. 問題の内容

画像に掲載されている数学の問題のうち、問6の(1)から(6)までと、問8、問9を解く。
問6:次の方程式、不等式を解け。ただし、aaは定数とする。
(1) 2x1<x+5<1+4x2-2x-1 < x+5 < \frac{1+4x}{2}
(2) 6x1>1|6x-1| > 1
(3) x12=3|x-1|-2|=3
(4) ax+1>x+a2ax+1 > x+a^2
(5) x3<4x|x-3| < 4x
(6) x+2x2=2x|x|+2x-2 = 2x
問8:a,ba,bを定数とするとき、xxについての不等式 axb7<3|ax-b-7| < 3を考える。
(1) a=3,b=2a = -3, b = -2とし、(*)を満たす整数全体の集合をPPとする。この集合PPを、要素を書き並べて表すとP={ ア,}P = \{\ ア, イ\}。ただし、ア、イの解答の順序は問わない。
(2) a=13a = \frac{1}{\sqrt{3}}とする。
(1) b=1b = -1のとき、(*)を満たす整数は全部でウ個である。
(2) (*)を満たす整数が全部で(ケ + 1)個であるような正の整数のうち、最小のものはエである。

2. 解き方の手順

問6:
(1) 2x1<x+5-2x-1 < x+5x+5<1+4x2x+5 < \frac{1+4x}{2}をそれぞれ解く。
2x1<x+5-2x-1 < x+5より、3x<6-3x < 6よってx>2x > -2
x+5<1+4x2x+5 < \frac{1+4x}{2}より、2x+10<1+4x2x+10 < 1+4xよって2x<9-2x < -9だからx>92=4.5x > \frac{9}{2} = 4.5
したがって、x>4.5x > 4.5
(2) 6x1>1|6x-1| > 1より、6x1>16x-1 > 1または6x1<16x-1 < -1
6x1>16x-1 > 1より、6x>26x > 2よってx>13x > \frac{1}{3}
6x1<16x-1 < -1より、6x<06x < 0よってx<0x < 0
したがって、x<0x < 0またはx>13x > \frac{1}{3}
(3) x12=3|x-1|-2 = 3またはx12=3|x-1|-2 = -3
x12=3|x-1|-2 = 3より、x1=5|x-1| = 5だから、x1=5x-1 = 5またはx1=5x-1 = -5。よってx=6x = 6またはx=4x = -4
x12=3|x-1|-2 = -3より、x1=1|x-1| = -1となり、これは解なし。
したがって、x=6x = 6またはx=4x = -4
(4) ax+1>x+a2ax+1 > x+a^2より、(a1)x>a21(a-1)x > a^2-1
a>1a > 1のとき、x>a+1x > a+1
a<1a < 1のとき、x<a+1x < a+1
a=1a = 1のとき、0>00 > 0となるので解なし。
(5) x3<4x|x-3| < 4xより、4x<x3<4x-4x < x-3 < 4x
4x<x3-4x < x-3より、3<5x3 < 5xだからx>35x > \frac{3}{5}
x3<4xx-3 < 4xより、3<3x-3 < 3xだからx>1x > -1
x>35>0x > \frac{3}{5} > 0より、x>0x>0が必要。よってx>35x > \frac{3}{5}
(6) x+2x2=2x|x|+2x-2 = 2xより、x=2|x| = 2だから、x=2x = 2またはx=2x = -2
問8:
(1) axb7<3|ax-b-7| < 3a=3,b=2a = -3, b = -2を代入すると、3x+27<3|-3x+2-7| < 3、すなわち3x5<3|-3x-5| < 3
3<3x5<3-3 < -3x-5 < 3より、2<3x<82 < -3x < 8だから83<x<23-\frac{8}{3} < x < -\frac{2}{3}
83=2.66-\frac{8}{3} = -2.66\dots, 23=0.66-\frac{2}{3} = -0.66\dots
よって、整数xx2,1-2, -1
したがって、P={2,1}P = \{-2, -1\}
(2) (1) axb7<3|ax-b-7| < 3a=13,b=1a = \frac{1}{\sqrt{3}}, b = -1を代入すると、13x+17<3|\frac{1}{\sqrt{3}}x+1-7| < 3、すなわち13x6<3|\frac{1}{\sqrt{3}}x-6| < 3
3<13x6<3-3 < \frac{1}{\sqrt{3}}x-6 < 3より、3<13x<93 < \frac{1}{\sqrt{3}}x < 9だから33<x<933\sqrt{3} < x < 9\sqrt{3}
3331.732=5.1963\sqrt{3} \approx 3 \cdot 1.732 = 5.196, 9391.732=15.5889\sqrt{3} \approx 9 \cdot 1.732 = 15.588
よって、整数xx6,7,8,9,10,11,12,13,14,156, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15の10個。
したがって、ウは10。
(2) axb7<3|ax-b-7| < 3より、13xb7<3| \frac{1}{\sqrt{3}}x-b-7| < 3だから、3<13xb7<3-3 < \frac{1}{\sqrt{3}}x - b - 7 < 3
よって、b+4<13x<b+10b+4 < \frac{1}{\sqrt{3}}x < b+10となり、3(b+4)<x<3(b+10) \sqrt{3}(b+4) < x < \sqrt{3}(b+10)
整数がケ + 1個なので、3(b+10)3(b+4)=6361.732=10.392\sqrt{3}(b+10) - \sqrt{3}(b+4) = 6\sqrt{3} \approx 6 \cdot 1.732 = 10.392。区間の長さが10.392で整数がケ+1個。
xxが整数で、3(b+4) \sqrt{3}(b+4)が小さい整数となるようにする。ケ + 1 = 1なら、3(b+4)<x<3(b+10)\sqrt{3}(b+4) < x < \sqrt{3}(b+10)で整数が1個。
このとき3(b+10)3(b+4)<1 \sqrt{3}(b+10) - \sqrt{3}(b+4) < 1だと整数が0個なので、区間内に整数を含む必要があり、かつ最小にしたいから、
b=3b = -3なら、3<x<73\sqrt{3} < x < 7\sqrt{3}で、1.7<x<12.11.7 < x < 12.1だから整数が11個。
ケ+1個の整数が存在するためには、xxの区間の長さがケ以上である必要がある。
x3(b+7)<3|\frac{x}{\sqrt{3}} - (b+7)| < 3より、b+4<x3<b+10b+4 < \frac{x}{\sqrt{3}} < b+10
このxxの区間に整数が(ケ+1)個存在するという条件からbbを求める。
区間3(b+4)<x<3(b+10)\sqrt{3}(b+4) < x < \sqrt{3}(b+10)の幅は636\sqrt{3}であり、これは約10.392である。
したがって、bbの値を調整して、整数xxが(ケ+1)個になるようにする。
まず、bbが整数の場合に考察する。

3. 最終的な答え

問6:
(1) x>92x > \frac{9}{2}
(2) x<0x < 0 または x>13x > \frac{1}{3}
(3) x=6,4x = 6, -4
(4) a>1a > 1のときx>a+1x > a+1, a<1a < 1のときx<a+1x < a+1, a=1a = 1のとき解なし
(5) x>35x > \frac{3}{5}
(6) x=2,2x = 2, -2
問8:
(1) P={2,1}P = \{-2, -1\}
(2) (1) ウ = 10
(2) これはまだ解けません。

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