1. 問題の内容
の方程式 の実数解の個数を、 の値によって分類せよ。
2. 解き方の手順
まず、 のグラフを描き、次に のグラフを描きます。そして、これらのグラフの交点の個数を、 の値によって分類します。
のグラフは、下に凸の放物線で、 切片は 、 切片は です。
したがって、 のグラフは、 のグラフの の部分を 軸に関して対称に折り返したものです。
具体的には、
- のとき、
- のとき、
- のとき、
となります。
は で となり、 で となります。
次に、 のグラフを描きます。これは、 軸に平行な直線です。
のグラフと のグラフの交点の個数を数えます。
- のとき、交点は存在しません。
- のとき、交点は の2個です。
- のとき、交点は4個です。
- のとき、交点は3個です。
- のとき、交点は2個です。
3. 最終的な答え
- のとき、実数解は 0 個。
- のとき、実数解は 2 個。
- のとき、実数解は 4 個。
- のとき、実数解は 3 個。
- のとき、実数解は 2 個。