10点のカードが20枚、5点のカードが30枚、1点のカードが50枚の計100枚のカードがある。この100枚のカードを母集団とし、カードの点数を$X$とする時、母平均$m$、母分散$\sigma^2$、母標準偏差$\sigma$を求める。

確率論・統計学母平均母分散母標準偏差確率分布
2025/4/5

1. 問題の内容

10点のカードが20枚、5点のカードが30枚、1点のカードが50枚の計100枚のカードがある。この100枚のカードを母集団とし、カードの点数をXXとする時、母平均mm、母分散σ2\sigma^2、母標準偏差σ\sigmaを求める。

2. 解き方の手順

まず、母平均mmを求める。これは、各点数にその点数のカードの枚数をかけ、それを合計して、全体の枚数で割ることで求められる。
m=10×20+5×30+1×50100=200+150+50100=400100=4m = \frac{10 \times 20 + 5 \times 30 + 1 \times 50}{100} = \frac{200 + 150 + 50}{100} = \frac{400}{100} = 4
次に、母分散σ2\sigma^2を求める。これは、各点数と母平均との差の二乗に、その点数のカードの枚数をかけ、それを合計して、全体の枚数で割ることで求められる。
σ2=(104)2×20+(54)2×30+(14)2×50100=36×20+1×30+9×50100=720+30+450100=1200100=12\sigma^2 = \frac{(10-4)^2 \times 20 + (5-4)^2 \times 30 + (1-4)^2 \times 50}{100} = \frac{36 \times 20 + 1 \times 30 + 9 \times 50}{100} = \frac{720 + 30 + 450}{100} = \frac{1200}{100} = 12
最後に、母標準偏差σ\sigmaを求める。これは、母分散の正の平方根である。
σ=σ2=12=4×3=23\sigma = \sqrt{\sigma^2} = \sqrt{12} = \sqrt{4 \times 3} = 2\sqrt{3}

3. 最終的な答え

m=4m = 4
σ2=12\sigma^2 = 12
σ=23\sigma = 2\sqrt{3}

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