問題は2つのパートに分かれています。 (1) $6x^2 - x - 12$ を因数分解すること。 (2) $a = \frac{1}{\sqrt{2}-1}$ のとき、$a^2 + \frac{1}{a^2}$ の値を求めること。 (3) 1辺の長さが2の正六角形の面積を求めること。 (4) 1辺の長さが2の正六角形の9個の対角線の長さの和が $x + 12\sqrt{3}$ となるとき、$x$ の値を求めること。

代数学因数分解式の計算平方根正六角形幾何
2025/7/31

1. 問題の内容

問題は2つのパートに分かれています。
(1) 6x2x126x^2 - x - 12 を因数分解すること。
(2) a=121a = \frac{1}{\sqrt{2}-1} のとき、a2+1a2a^2 + \frac{1}{a^2} の値を求めること。
(3) 1辺の長さが2の正六角形の面積を求めること。
(4) 1辺の長さが2の正六角形の9個の対角線の長さの和が x+123x + 12\sqrt{3} となるとき、xx の値を求めること。

2. 解き方の手順

(1) 因数分解
6x2x126x^2 - x - 12 を因数分解します。
6x2x12=(2x3)(3x+4)6x^2 - x - 12 = (2x - 3)(3x + 4)
(2) a2+1a2a^2 + \frac{1}{a^2} の値を求める
a=121=2+1(21)(2+1)=2+121=2+1a = \frac{1}{\sqrt{2}-1} = \frac{\sqrt{2}+1}{(\sqrt{2}-1)(\sqrt{2}+1)} = \frac{\sqrt{2}+1}{2-1} = \sqrt{2} + 1
1a=21\frac{1}{a} = \sqrt{2} - 1
a2=(2+1)2=2+22+1=3+22a^2 = (\sqrt{2}+1)^2 = 2 + 2\sqrt{2} + 1 = 3 + 2\sqrt{2}
1a2=(21)2=222+1=322\frac{1}{a^2} = (\sqrt{2}-1)^2 = 2 - 2\sqrt{2} + 1 = 3 - 2\sqrt{2}
a2+1a2=(3+22)+(322)=6a^2 + \frac{1}{a^2} = (3 + 2\sqrt{2}) + (3 - 2\sqrt{2}) = 6
(3) 正六角形の面積
1辺の長さが2の正六角形は、1辺の長さが2の正三角形6個からなる。
正三角形の面積は、34×(辺の長さ)2\frac{\sqrt{3}}{4} \times (\text{辺の長さ})^2 で求められる。
したがって、1つの正三角形の面積は 34×22=34×4=3\frac{\sqrt{3}}{4} \times 2^2 = \frac{\sqrt{3}}{4} \times 4 = \sqrt{3}
正六角形の面積は 6×3=636 \times \sqrt{3} = 6\sqrt{3}
(4) 対角線の長さの和
正六角形の対角線は、短いものが6本(長さ 232\sqrt{3})、長いものが3本(長さ 4)ある。
したがって、9個の対角線の長さの和は、
6×23+3×4=123+126 \times 2\sqrt{3} + 3 \times 4 = 12\sqrt{3} + 12
これが x+123x + 12\sqrt{3} と等しいので、x=12x = 12

3. 最終的な答え

(ア) (2x3)(3x+4)(2x - 3)(3x + 4)
(イ) 6
(ウ) 636\sqrt{3}
(エ) 12

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