(1) まず、与えられた二次関数を平方完成します。
y=2(x2+4ax)−2a−1=2(x2+4ax+4a2)−8a2−2a−1=2(x+2a)2−8a2−2a−1 よって、頂点の座標は (−2a,−8a2−2a−1) となります。 したがって、頂点の y 座標は −8a2−2a−1 です。 −8a2−2a−1=−8(a2+41a)−1=−8(a2+41a+641)+81−1=−8(a+81)2−87 頂点の y 座標の最大値は、 a=−81 のとき −87 となります。 (2) a>21 のとき、軸 x=−2a は −2a<−1 であるため、区間 −1≤x≤1 において関数は単調増加です。 したがって、最大値 M は x=1 のとき、M=2(1)2+8a(1)−2a−1=2+8a−2a−1=6a+1 です。 最小値 m は x=−1 のとき、m=2(−1)2+8a(−1)−2a−1=2−8a−2a−1=−10a+1 です。 (3) M−m=(6a+1)−(−10a+1)=16a=20 a=1620=45 a=45 のとき、軸は x=−2a=−25となり、区間 −1≤x≤1 の外側にあります。 M−m=20となるようなaの値を求めるために、場合分けを行います。 ・軸が区間の左側にある場合(−2a<−1 つまり a>1/2): M=6a+1, m=−10a+1より、M−m=(6a+1)−(−10a+1)=16a=20 したがってa=45 ・軸が区間の右側にある場合(−2a>1 つまり a<−1/2): M=−10a+1, m=6a+1より、M−m=(−10a+1)−(6a+1)=−16a=20 したがってa=−45 ・軸が区間の中にある場合(−1<−2a<1 つまり −1/2<a<1/2): M=max{6a+1,−10a+1}, m=−8a2−2a−1 M−m=20となるようなaの値を求めるのは難しいので、他の方法を考えます。 M=2x2+8ax−2a−1であり、xの区間は−1<=x<=1です。 よって、区間の端点または頂点で最大値または最小値をとります。
M−m=20ということは、M=m+20なので、最大値と最小値の差が20になるaを求めれば良いです。 a=45とa=−45を当てはめてみます。 a=45のとき、M=6⋅45+1=217, m=−10⋅45+1=−223 M−m=217−(−223)=240=20 a=−45のとき、M=−10⋅(−45)+1=227, m=6⋅(−45)+1=−213 M−m=227−(−213)=240=20 より小さい方から順に、−45, 45となります。