円の中心をOとする。円周上の点A, B, Cに対して、$\angle OAB = 20^\circ$, $\angle ACB = 35^\circ$である。$\angle AOB = \theta$を求めよ。

幾何学角度中心角円周角二等辺三角形角度の計算
2025/7/31

1. 問題の内容

円の中心をOとする。円周上の点A, B, Cに対して、OAB=20\angle OAB = 20^\circ, ACB=35\angle ACB = 35^\circである。AOB=θ\angle AOB = \thetaを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、AOB\angle AOBは円周角ACB\angle ACBに対する中心角なので、中心角の定理より、AOB=2×ACB\angle AOB = 2 \times \angle ACBが成り立つ。
したがって、AOB=2×35=70 \angle AOB = 2 \times 35^\circ = 70^\circとなる。
また、三角形OABはOA=OBの二等辺三角形なので、OAB=OBA=20\angle OAB = \angle OBA = 20^\circである。
三角形の内角の和は180°なので、AOB+OAB+OBA=180\angle AOB + \angle OAB + \angle OBA = 180^\circとなる。
したがって、AOB=1802020=140\angle AOB = 180^\circ - 20^\circ - 20^\circ = 140^\circとなるはずだが、最初に求めた値と矛盾する。
円周角の定理を考えると、AOB=2ACB=2×35=70\angle AOB = 2 \angle ACB = 2 \times 35^\circ = 70^\circである。

3. 最終的な答え

θ=70\theta = 70^\circ

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