(1) 円と直線が異なる2点で交わる条件は、円の中心と直線の距離が円の半径より小さいことです。
円 C の中心は (0,0) で、半径は 2 です。直線 l を一般形 mx−y−4m=0 で表します。点 (0,0) と直線 mx−y−4m=0 の距離 d は、 d=m2+(−1)2∣m⋅0−0−4m∣=m2+1∣−4m∣=m2+14∣m∣ d<2 となる m の範囲を求めます。 m2+14∣m∣<2 4∣m∣<2m2+1 両辺を2で割ると、
2∣m∣<m2+1 両辺を2乗すると、
4m2<m2+1 m2<31 −31<m<31 (2) 円Cが直線lから切り取る線分の長さが 22 のとき、円の中心から直線までの距離を d とすると、三平方の定理より、 d2+(2)2=22 m2+14∣m∣=2 16m2=2(m2+1) 16m2=2m2+2 m2=71 m=±71 m=71 のとき、直線 l は y=71(x−4) 。円 x2+y2=4 との交点を求めます。 x2+(71(x−4))2=4 x2+71(x2−8x+16)=4 7x2+x2−8x+16=28 8x2−8x−12=0 2x2−2x−3=0 x=42±4+24=42±28=42±27=21±7 x1=21+7,x2=21−7 y=71(x−4) に代入して、y1,y2 を求めます。 y1=71(21+7−4)=71(21+7−8)=71(27−7)=271−7 y2=71(21−7−4)=71(21−7−8)=71(2−7−7)=27−7−7=2−(7+1) x 座標の中点は 2x1+x2=221+7+21−7=21 y 座標の中点は 2y1+y2=2277−7+27−7−7=227−14=27−7=−27 線分の中点の座標は (21,−27) 。 m=−71 のときも同様に計算すると、線分の中点の座標は (21,27) となります。