1. 問題の内容
V病は4000人に1人の割合で発症する。1次検査の結果、V病でないと判定された人が、実際にはV病にかかっている確率を求める。
2. 解き方の手順
例題14を参考に、ベイズの定理を用いる。
まず、事象を定義する。
* A: 1次検査でV病でないと判定される
* B1: V病である
* B2: V病でない
求める確率は、であり、ベイズの定理より、
それぞれの確率を求める。
* = V病である確率 =
* = V病でない確率 =
* = V病であるにもかかわらず、検査でV病でないと判定される確率 = (検査の信頼率が97%であるため)
* = V病でないにもかかわらず、検査でV病でないと判定される確率 = (検査の信頼率が97%であるため)
これらの値をベイズの定理の式に代入する。
3. 最終的な答え
V病でないと判定されたにもかかわらず、実際にはV病にかかっている確率は約0.00000773 (7.73 x 10^-6)です。