1. 問題の内容
3人の女子と10人の男子が円卓に座る時、以下の確率を求めます。
(1) 3人の女子が連続して並ぶ確率
(2) 少なくとも2人の女子が連続して並ぶ確率
2. 解き方の手順
(1) 3人の女子が連続して並ぶ確率
まず、円卓に座る場合の総数を求めます。これは、 です。
次に、3人の女子をひとまとめにして考えます。すると、ひとまとまりの女子と10人の男子の合計11人が円卓に座ることになるので、並び方は通りです。
さらに、3人の女子の並び方は通りあります。
したがって、3人の女子が連続して並ぶ場合の数は、通りです。
求める確率は、となります。
(2) 少なくとも2人の女子が連続して並ぶ確率
まず、3人の女子が連続して並ぶ場合を考えます。これは(1)で求めたように、です。
次に、2人の女子が連続して並び、残りの1人の女子が離れて座る場合を考えます。
まず、2人の女子をひとまとめにして考えます。すると、ひとまとまりの女子2人と10人の男子、そして残りの女子1人の合計12人が円卓に座ることになります。
まず、残りの女子をどこに座らせるかを考えます。連続した2人の女子の両隣には座れません。
まず2人組の女子を固定して考えます。そうすると残りの10席のうち、女子2人の隣の席を除く8席に座ることができます。10人 + 1人の女子の円順列は であり、連続する女子2人の並び方は2通り、残りの女子の座り方は8通りであるから、この場合の数は、通りです。
しかし、この方法だと計算が複雑になるため、余事象を考えます。
少なくとも2人の女子が連続して並ぶ確率の余事象は、「どの2人の女子も隣り合わない」場合です。
まず、10人の男子を円卓に並べます。これは通りです。
次に、男子の間に3人の女子を座らせます。男子の間の席は10個あるので、そこから3個を選んで女子を座らせる方法は、通りです。そして、3人の女子の並び方は通りです。
したがって、どの2人の女子も隣り合わない場合の数は、通りです。
求める確率は、となります。
3. 最終的な答え
(1)
(2)