ある工場で機械A, B, Cを用いて製品を製造している。各機械で作られた製品の不良品の確率と、各機械が製造する製品の割合が与えられている。 (1) 製品を1つ取り出したとき、それが不良品である確率を求めよ。 (2) 取り出した製品が不良品であったとき、それが機械Aで製造された製品である確率を求めよ。
2025/7/31
1. 問題の内容
ある工場で機械A, B, Cを用いて製品を製造している。各機械で作られた製品の不良品の確率と、各機械が製造する製品の割合が与えられている。
(1) 製品を1つ取り出したとき、それが不良品である確率を求めよ。
(2) 取り出した製品が不良品であったとき、それが機械Aで製造された製品である確率を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) 全確率の公式を用いて、製品が不良品である確率を計算する。
機械Aで製造される確率を 、機械Bで製造される確率を 、機械Cで製造される確率を とする。
また、機械Aで製造された製品が不良品である確率を 、機械Bで製造された製品が不良品である確率を 、機械Cで製造された製品が不良品である確率を とする。
不良品である確率 は、
で計算できる。
問題文より、, , , , , であるから、
(2) ベイズの定理を用いて、不良品が機械Aで製造された確率を計算する。
不良品であったとき、それが機械Aで製造された製品である確率 は、
で計算できる。
, , であるから、
3. 最終的な答え
(1) 不良品である確率は (または 6.4%)
(2) 不良品であったとき、それが機械Aで製造された製品である確率は (または 0.3125 または 31.25%)