ある交差点で1440時間に1件の割合で交通事故が発生する。今後3ヶ月(2160時間)で、この交差点で交通事故が発生する件数が0回、1回、2回、3回以上である確率をそれぞれ求める。ただし、交通事故の発生件数はポアソン分布に従うとする。

確率論・統計学ポアソン分布確率統計確率変数余事象
2025/7/31

1. 問題の内容

ある交差点で1440時間に1件の割合で交通事故が発生する。今後3ヶ月(2160時間)で、この交差点で交通事故が発生する件数が0回、1回、2回、3回以上である確率をそれぞれ求める。ただし、交通事故の発生件数はポアソン分布に従うとする。

2. 解き方の手順

まず、平均発生回数 λ\lambda を計算する。2160時間での平均発生回数は、
λ=21601440=1.5\lambda = \frac{2160}{1440} = 1.5
である。
ポアソン分布に従う確率変数Xがxをとる確率は、
P(X=x)=eλλxx!P(X=x) = \frac{e^{-\lambda}\lambda^x}{x!}
問12: 交通事故が0回発生する確率 P(X=0)P(X=0) を求める。
P(X=0)=e1.5(1.5)00!=e1.5=(2.71828)1.50.223P(X=0) = \frac{e^{-1.5}(1.5)^0}{0!} = e^{-1.5} = (2.71828)^{-1.5} \approx 0.223
問13: 交通事故が1回発生する確率 P(X=1)P(X=1) を求める。
P(X=1)=e1.5(1.5)11!=1.5e1.5=1.5×0.2230.335P(X=1) = \frac{e^{-1.5}(1.5)^1}{1!} = 1.5e^{-1.5} = 1.5 \times 0.223 \approx 0.335
問14: 交通事故が2回発生する確率 P(X=2)P(X=2) を求める。
P(X=2)=e1.5(1.5)22!=(1.5)22e1.5=2.252×0.2230.251P(X=2) = \frac{e^{-1.5}(1.5)^2}{2!} = \frac{(1.5)^2}{2} e^{-1.5} = \frac{2.25}{2} \times 0.223 \approx 0.251
問15: 交通事故が3回以上発生する確率 P(X3)P(X \geq 3) を求める。これは余事象の確率を用いて計算する。
P(X3)=1P(X=0)P(X=1)P(X=2)P(X \geq 3) = 1 - P(X=0) - P(X=1) - P(X=2)
=10.2230.3350.251=10.809=0.191= 1 - 0.223 - 0.335 - 0.251 = 1 - 0.809 = 0.191

3. 最終的な答え

問12: 0.22
問13: 0.33
問14: 0.25
問15: 0.19

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