### 問題1
(1) A∩B の要素の個数: ド・モルガンの法則より、A∩B=A∪B なので、 n(A∩B)=n(A∪B)=n(U)−n(A∪B)=50−42=8 (2) A∩B の要素の個数: n(A∪B)=n(A)+n(B)−n(A∩B) の関係と、 n(A)=n(A∩B)+n(A∩B) および n(B)=n(A∩B)+n(A∩B) の関係を使います。 n(A∪B)=n(A∩B)+n(A∩B)+n(A∩B)+n(A∩B)−n(A∩B) n(A∪B)=n(A∩B)+n(A∩B)+n(A∩B) したがって、
42=3+15+n(A∩B) n(A∩B)=42−3−15=24 n(A)=n(A∩B)+n(A∩B)=3+24=27 ### 問題2
(1) 500 以上 1000 以下の整数のうち、11 の倍数でない整数:
500 以上 1000 以下の整数の個数は 1000−500+1=501 個です。 500 以上 1000 以下の 11 の倍数の個数は、⌊111000⌋−⌊11499⌋=90−45=45 個です。 したがって、11 の倍数でない整数の個数は 501−45=456 個です。 (2) 500 以上 1000 以下の整数のうち、11 の倍数であるが 3 の倍数でない整数:
11 の倍数であり、かつ 3 の倍数である数は、33 の倍数です。
500 以上 1000 以下の 33 の倍数の個数は、⌊331000⌋−⌊33499⌋=30−15=15 個です。 したがって、11 の倍数であるが 3 の倍数でない整数の個数は 45−15=30 個です。 ### 問題3
(1) 1 から 100 までの整数のうち、2, 3, 7 の少なくとも 1 つで割り切れる数:
2 で割り切れる数: ⌊2100⌋=50 3 で割り切れる数: ⌊3100⌋=33 7 で割り切れる数: ⌊7100⌋=14 2 かつ 3 で割り切れる数 (6 の倍数): ⌊6100⌋=16 2 かつ 7 で割り切れる数 (14 の倍数): ⌊14100⌋=7 3 かつ 7 で割り切れる数 (21 の倍数): ⌊21100⌋=4 2 かつ 3 かつ 7 で割り切れる数 (42 の倍数): ⌊42100⌋=2 包除原理により、
50+33+14−16−7−4+2=72 (2) 1 から 100 までの整数のうち、2 では割り切れるが、3 でも 7 でも割り切れない数:
2 で割り切れる数: 50 個
2 かつ 3 で割り切れる数 (6 の倍数): 16 個
2 かつ 7 で割り切れる数 (14 の倍数): 7 個
2 かつ 3 かつ 7 で割り切れる数 (42 の倍数): 2 個
2 で割り切れる数から、6 の倍数と 14 の倍数を引きます。ただし、42 の倍数は二重で引いてしまうので足し戻します。
50−16−7+2=29 ##