(1) 1枚の硬貨を4回投げたとき、表が続けて2回以上出る確率を求めます。 (2) 1枚の硬貨を5回投げたとき、表が続けて2回以上出ることがない確率を求めます。
2025/8/1
1. 問題の内容
(1) 1枚の硬貨を4回投げたとき、表が続けて2回以上出る確率を求めます。
(2) 1枚の硬貨を5回投げたとき、表が続けて2回以上出ることがない確率を求めます。
2. 解き方の手順
(1) 1枚の硬貨を4回投げたとき、表が続けて2回以上出る確率
まず、硬貨を4回投げたときのすべての可能な結果の総数を求めます。 各投げるごとに2つの結果(表または裏)があるため、合計で の結果があります。
次に、表が2回以上連続して出る確率を求めます。 これを直接計算することもできますが、裏が2回以上連続して出ない確率を計算して、全体から引く方が簡単です。
全事象から「表が連続して2回以上出ない場合」の確率を引くことで求めることにします。
「表が連続して2回以上出ない場合」は、
裏、裏、裏、裏 (0回)
裏、裏、裏、表 (0回)
裏、裏、表、裏 (0回)
裏、表、裏、裏 (0回)
表、裏、裏、裏 (0回)
裏、裏、表、表 (1回)
裏、表、裏、表 (0回)
表、裏、裏、表 (0回)
裏、表、表、裏 (1回)
表、裏、表、裏 (0回)
表、表、裏、裏 (1回)
表、表、裏、表 (2回)
表、裏、表、表 (2回)
裏、表、表、表 (2回)
表、表、表、裏 (2回)
表、表、表、表 (4回)
上記のリストより、「表が連続して2回以上出ない場合」は
裏、裏、裏、裏
裏、裏、裏、表
裏、裏、表、裏
裏、表、裏、裏
表、裏、裏、裏
裏、表、裏、表
表、裏、裏、表
表、裏、表、裏
の8通りなので、
確率は
よって、求める確率は
(別解)
表が続けて2回以上出る場合を数え上げる。
表が続けて2回以上出る場合は以下のような場合がある。
* 表、表、裏、裏
* 裏、表、表、裏
* 裏、裏、表、表
* 表、表、表、裏
* 裏、表、表、表
* 表、表、表、表
* 表、裏、表、表
* 表、表、裏、表
よって、求める確率は
(2) 1枚の硬貨を5回投げたとき、表が続けて2回以上出ることがない確率
硬貨を5回投げたときのすべての可能な結果の総数は です。
表が2回以上連続して出ない場合の数を数えます。
これをTを裏、Hを表とすると
TTTTT
TTTTH
TTTHT
TTHTT
THTTT
THTHT
THHTT
HTTHT
上記の組み合わせのみが表が2回以上連続して出ない場合なので、合計は8通りである。
よって、求める確率は
3. 最終的な答え
(1) 1/2
(2) 1/4