4枚のカード(1, 2, 3, 4)から1枚ずつ2回続けて引き、引いた順に並べて2桁の整数を作る。このとき、(1)できる整数が3の倍数になる確率と、(2)できる整数が23より大きくなる確率をそれぞれ求める。

確率論・統計学確率場合の数整数倍数
2025/8/1

1. 問題の内容

4枚のカード(1, 2, 3, 4)から1枚ずつ2回続けて引き、引いた順に並べて2桁の整数を作る。このとき、(1)できる整数が3の倍数になる確率と、(2)できる整数が23より大きくなる確率をそれぞれ求める。

2. 解き方の手順

(1) 3の倍数になる確率
まず、考えられるすべての2桁の整数を求める。1回目のカードの引き方は4通り、2回目のカードの引き方は1回目に引いたカードを除いた3通りなので、合計で 4×3=124 \times 3 = 12 通りの整数を作ることができる。
次に、これらの整数の中で3の倍数になるものを探す。
作れる整数は次の通り:
12, 13, 14
21, 23, 24
31, 32, 34
41, 42, 43
これらのうち、3の倍数は
12 (1+2=31+2 = 3),
21 (2+1=32+1 = 3),
24 (2+4=62+4 = 6),
33 (3+3=63+3 = 6, カードに同じ数字がないのでありえない),
42 (4+2=64+2 = 6)
である。よって、3の倍数は12, 21, 24, 42の4つ。
したがって、3の倍数になる確率は、
412=13\frac{4}{12} = \frac{1}{3}
(2) 23より大きくなる確率
作れる整数は(1)と同様に12通り。
これらのうち、23より大きくなる整数は
24, 31, 32, 34, 41, 42, 43の7つ。
したがって、23より大きくなる確率は、
712\frac{7}{12}

3. 最終的な答え

(1) 3の倍数になる確率: 13\frac{1}{3}
(2) 23より大きくなる確率: 712\frac{7}{12}

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