7枚のカード(I, C, H, I, O, K, A)を横一列に並べる。 (ア) 並べ方の総数を求める。 (イ) C, H, Kのカードが左から右へこの順序で並んでいる確率を求める。 (ウ) OとAが必ず偶数番目に並んでいる確率を求める。

確率論・統計学順列確率場合の数場合の数と確率
2025/8/1

1. 問題の内容

7枚のカード(I, C, H, I, O, K, A)を横一列に並べる。
(ア) 並べ方の総数を求める。
(イ) C, H, Kのカードが左から右へこの順序で並んでいる確率を求める。
(ウ) OとAが必ず偶数番目に並んでいる確率を求める。

2. 解き方の手順

(ア) 7枚のカードを並べる総数を求める。Iが2枚あるので、同じものを含む順列の考え方を用いる。
7枚の並べ方は全部で、7!7!通り。ただし、Iが2枚あるので、2!2!で割る必要がある。
従って、並べ方の総数は、
7!2!=7×6×5×4×3×2×12×1=7×6×5×4×3=2520\frac{7!}{2!} = \frac{7 \times 6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1}{2 \times 1} = 7 \times 6 \times 5 \times 4 \times 3 = 2520通り。
(イ) C, H, Kのカードがこの順に並ぶ確率を求める。まず、7枚のカードからC, H, Kの3枚を選び出す。
これらの3枚をこの順に並べると考える。残りの4枚(I, I, O, A)は自由に並べられる。
まずC, H, Kの場所を決める。7個の場所から3個の場所を選ぶ組み合わせは 7C3=7!3!4!=7×6×53×2×1=35{}_7C_3 = \frac{7!}{3!4!} = \frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1} = 35通り。
C, H, Kの並び方は1通りに決まる。残りの4枚(I, I, O, A)の並び方は4!2!=242=12\frac{4!}{2!} = \frac{24}{2} = 12通り。
したがって、C, H, Kがこの順に並ぶ場合の数は、 35×12=42035 \times 12 = 420通り。
全体の並べ方は2520通りなので、確率は
4202520=42252=16\frac{420}{2520} = \frac{42}{252} = \frac{1}{6}
(ウ) OとAが偶数番目に並ぶ確率を求める。
7つの場所のうち、偶数番目は2, 4, 6番目の3つ。
OとAが偶数番目に並ぶためには、まずOとAの位置を選ぶ。
3つの偶数番目の場所から2つを選ぶので、3P2=3×2=6{}_3P_2 = 3 \times 2 = 6通り。
残りの5つの場所には、C, H, I, I, Kを並べるので、5!2!=1202=60\frac{5!}{2!} = \frac{120}{2} = 60通り。
したがって、OとAが偶数番目に並ぶ場合の数は、6×60=3606 \times 60 = 360通り。
確率は、3602520=36252=17\frac{360}{2520} = \frac{36}{252} = \frac{1}{7}

3. 最終的な答え

ア:2520
イ:1/6
ウ:1/7

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