1. 問題の内容
放物線 上に、原点Oと点Pを通る直線OPに関して対称な相異なる2点が存在するような点Pの範囲を図示せよ。
2. 解き方の手順
点Pの座標を とおく。直線OPの方程式は である。
放物線 上の点をA(, )とする。点Aと直線OPに関して対称な点をB(, )とする。
線分ABの中点は直線OP上にあるから、
また、直線ABと直線OPは直交するから、
点A(, )と点B(, )は放物線 上の点であるから、
これらの式を連立させて、との関係を求める。
は2次方程式の実数解である必要がある。
との中点は、であり、である。
より
より、
を求めるのは難しい。
別の解法を考える。直線OPをとおく。
である。
放物線上に、直線に関して対称な2点が存在すると仮定する。
その2点をA()とB()とすると、直線ABの傾きはとなり、中点Mは直線上にある。
直線ABの方程式は、
,
だから、
とは、の実数解
判別式D>0
とする。
,
を満たすの範囲は、、もしくはの付近
とすると、だから、、もしくは。
点Pの範囲は、において、
なので、
3. 最終的な答え
を満たす点(p,q)の領域