Aさんは10時に家を出て、1600m離れた野球場へ向かいました。途中で忘れ物に気づき、弟と別れて家に戻り、再び野球場へ向かいました。 (1) Aさんが再び家を出てから野球場に着くまでを表すグラフの式と $x$ の変域を求めます。 (2) 弟はAさんと別れてから、はじめに歩いていた速さの半分の速さで歩きました。Aさんが弟に追いつくのは10時何分何秒かを求めます。

代数学一次関数グラフ速さ方程式
2025/8/1

1. 問題の内容

Aさんは10時に家を出て、1600m離れた野球場へ向かいました。途中で忘れ物に気づき、弟と別れて家に戻り、再び野球場へ向かいました。
(1) Aさんが再び家を出てから野球場に着くまでを表すグラフの式と xx の変域を求めます。
(2) 弟はAさんと別れてから、はじめに歩いていた速さの半分の速さで歩きました。Aさんが弟に追いつくのは10時何分何秒かを求めます。

2. 解き方の手順

(1) Aさんが再び家を出発したのはグラフから x=24x = 24 (分) のときであり、このときの yy 座標は 00 です。野球場に到着したのは x=40x = 40 (分) のときであり、yy 座標は 16001600 (m) です。
したがって、このグラフは (24,0)(24, 0)(40,1600)(40, 1600) を通る直線です。
直線の傾きは、
160004024=160016=100\frac{1600 - 0}{40 - 24} = \frac{1600}{16} = 100
したがって、求める直線の方程式は、
y=100(x24)=100x2400y = 100(x - 24) = 100x - 2400
xx の変域は 24x4024 \leq x \leq 40 です。
(2) 弟とAさんが別れたのはグラフから x=16x=16 (分) のときであり、y=800y=800 (m) の地点です。
Aさんは最初の16分で800m進んだので、最初の速さは 800/16=50800/16 = 50 (m/分) です。弟はAさんと別れてから半分の速さで歩いたので、弟の速さは 50/2=2550/2 = 25 (m/分) です。
Aさんが忘れ物を取りに戻って再び家を出発するまで (24-16) = 8分かかります。この間、弟は 25×8=20025 \times 8 = 200 (m) 進みます。したがって、Aさんが家を出たとき、弟は家から 800+200=1000800+200 = 1000 (m) の地点にいます。
Aさんが弟に追いつくまでの時間を tt 分とすると、以下の式が成り立ちます。
100t=25t+1000100t = 25t + 1000
75t=100075t = 1000
t=100075=403=1313t = \frac{1000}{75} = \frac{40}{3} = 13\frac{1}{3} (分)
Aさんが再び家を出発したのは10時24分なので、Aさんが弟に追いつくのは10時24分 +1313+ 13\frac{1}{3}分 = 10時37分20秒 です。

3. 最終的な答え

(1) y=100x2400y = 100x - 2400 (24x4024 \leq x \leq 40)
(2) 10時37分20秒

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