(1)
科目Xの得点の合計は 4a+3b+3c。 科目Yの得点の合計は 4a+4b+2c。 それぞれの平均値は、
科目X: 104a+3b+3c 科目Y: 104a+4b+2c これらの平均値が等しいので、
104a+3b+3c=104a+4b+2c 4a+3b+3c=4a+4b+2c しかし、a, b, cは異なる3つの正の整数であるという条件に矛盾する。問題文に誤りがあると考えられる。
平均値を等しくする条件がないものとして、以下、(1), (2)を解く。
科目Xの平均値: xˉ=104a+3b+3c 科目Yの平均値: yˉ=104a+4b+2c 科目Xの分散: sx2=101[4(a−xˉ)2+3(b−xˉ)2+3(c−xˉ)2] 科目Yの分散: sy2=101[4(a−yˉ)2+4(b−yˉ)2+2(c−yˉ)2] sy2sx2 を計算するには、a, b, c の値が必要。 しかし、問題文の誤りを指摘した上で、(1), (2)は解けないと判断する。
(3) 科目Xの得点の中央値が65なので、データを小さい順に並べると、
a, a, a, a, b, b, b, c, c, c
中央値は5番目と6番目の平均なので、2b+b=b=65 科目Yの得点の標準偏差が11なので、sy=11, sy2=121 sy2=101[4(a−yˉ)2+4(b−yˉ)2+2(c−yˉ)2] yˉ=104a+4b+2c=52a+2b+c 121=101[4(a−52a+2b+c)2+4(b−52a+2b+c)2+2(c−52a+2b+c)2] 1210=4(a−52a+2(65)+c)2+4(65−52a+2(65)+c)2+2(c−52a+2(65)+c)2 1210=4(53a−130−c)2+4(5325−2a−c)2+2(54c−2a−130)2 30250=4(3a−130−c)2+4(325−2a−c)2+2(4c−2a−130)2 15125=2(3a−130−c)2+2(325−2a−c)2+(4c−2a−130)2 a<b=65<c または a<c<b=65 または c<a<b=65 または c<b=65<a などを考慮してa,cを求める。