10人を5人、2人、2人、1人の4組に分ける方法は何通りあるかを求める問題です。

確率論・統計学組み合わせ順列場合の数
2025/8/1

1. 問題の内容

10人を5人、2人、2人、1人の4組に分ける方法は何通りあるかを求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、10人から5人を選ぶ組み合わせを計算します。これは10C5_{10}C_5で表されます。
10C5=10!5!5!=10×9×8×7×65×4×3×2×1=252_{10}C_5 = \frac{10!}{5!5!} = \frac{10 \times 9 \times 8 \times 7 \times 6}{5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1} = 252 通り
次に、残りの5人から2人を選ぶ組み合わせを計算します。これは5C2_{5}C_2で表されます。
5C2=5!2!3!=5×42×1=10_{5}C_2 = \frac{5!}{2!3!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10 通り
次に、残りの3人から2人を選ぶ組み合わせを計算します。これは3C2_{3}C_2で表されます。
3C2=3!2!1!=3×22×1=3_{3}C_2 = \frac{3!}{2!1!} = \frac{3 \times 2}{2 \times 1} = 3 通り
最後に、残った1人は1人の組に入ります。これは1C1=1_{1}C_1 = 1通りです。
ただし、2人の組が2つあるので、同じ人数の組の並び順を考慮する必要があります。2つの2人組は区別しないので、2!で割ります。
したがって、求める組み合わせの総数は次のようになります。
10C5×5C2×3C2×1C12!=252×10×3×12=75602=3780\frac{{_{10}C_5 \times _{5}C_2 \times _{3}C_2 \times _{1}C_1}}{2!} = \frac{252 \times 10 \times 3 \times 1}{2} = \frac{7560}{2} = 3780 通り

3. 最終的な答え

3780通り

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