12人の生徒を以下の条件でグループ分けする方法の数を求めます。 (1) 5人、4人、3人の3組に分ける。 (2) 4人ずつ3組に分ける。 (3) 特定の3人A、B、Cがそれぞれ異なるグループになるように、4人ずつ3組に分ける。

離散数学組み合わせ場合の数グループ分け順列
2025/8/1

1. 問題の内容

12人の生徒を以下の条件でグループ分けする方法の数を求めます。
(1) 5人、4人、3人の3組に分ける。
(2) 4人ずつ3組に分ける。
(3) 特定の3人A、B、Cがそれぞれ異なるグループになるように、4人ずつ3組に分ける。

2. 解き方の手順

(1)
まず、12人から5人を選ぶ組み合わせの数を求めます。これは12C5_{12}C_5です。
次に、残りの7人から4人を選ぶ組み合わせの数を求めます。これは7C4_{7}C_4です。
最後に、残りの3人から3人を選ぶ組み合わせの数は3C3_{3}C_3 = 1です。
したがって、求める場合の数は、
12C5×7C4×3C3_{12}C_5 \times _{7}C_4 \times _{3}C_3
=12!5!7!×7!4!3!×3!3!0!=12!5!4!3!=\frac{12!}{5!7!} \times \frac{7!}{4!3!} \times \frac{3!}{3!0!} = \frac{12!}{5!4!3!}
=27720= 27720通り
(2)
まず、12人から4人を選ぶ組み合わせの数を求めます。これは12C4_{12}C_4です。
次に、残りの8人から4人を選ぶ組み合わせの数を求めます。これは8C4_{8}C_4です。
最後に、残りの4人から4人を選ぶ組み合わせの数は4C4_{4}C_4 = 1です。
4人ずつのグループなので、グループの区別はありません。よって、3つのグループの並び順を考慮する必要があるので3!で割ります。
したがって、求める場合の数は、
12C4×8C4×4C43!=13!×12!4!8!×8!4!4!×1=12!(4!)3×3!\frac{_{12}C_4 \times _{8}C_4 \times _{4}C_4}{3!} = \frac{1}{3!} \times \frac{12!}{4!8!} \times \frac{8!}{4!4!} \times 1= \frac{12!}{(4!)^3 \times 3!}
=12!6×(4!)3= \frac{12!}{6 \times (4!)^3}
=5775= 5775通り
(3)
まず、A, B, Cをそれぞれ別の組に入れることから考えます。
Aの組に入れる残り3人の選び方は9C3_{9}C_3通り。
Bの組に入れる残り3人の選び方は6C3_{6}C_3通り。
Cの組に入れる残り3人は3C3_{3}C_3 = 1通り。
したがって、求める場合の数は、
9C3×6C3×3C3=9!3!6!×6!3!3!×1=9!(3!)3_{9}C_3 \times _{6}C_3 \times _{3}C_3 = \frac{9!}{3!6!} \times \frac{6!}{3!3!} \times 1 = \frac{9!}{(3!)^3}
=1680= 1680通り

3. 最終的な答え

(1) 27720通り
(2) 5775通り
(3) 1680通り

「離散数学」の関連問題

全体集合 $U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10\}$ が与えられ、その部分集合 $A, B$ について、$\overline{A} \cap B = \{1, 2,...

集合集合演算ベン図
2025/8/1

* Aにはbまたはcを入れる。Bにはaまたはcを入れる。 * このとき、cはCに入れないという条件を満たさなければならない。 * (A,B) = (b, a), (b, c...

組み合わせ順列場合の数数え上げ
2025/8/1

4人の先生と2人の生徒が円形のテーブルに着席するとき、 (1) 座り方の総数を求める。 (2) 2人の生徒が向かい合って座る座り方を求める。

順列組み合わせ円順列場合の数
2025/8/1

図のような格子状の道がある町で、点Aから点Bまでの最短経路について、以下の問いに答える問題です。 * 最短経路の総数を求めます。 * 最短経路のうち、点Qを通るものの総数を求めます。 * ...

組み合わせ最短経路格子状の道場合の数
2025/8/1

IBARAKIの7文字を1列に並べるとき、B, R, Kがこの順に並ぶ並べ方は何通りあるかを求める問題です。

順列組み合わせ文字列重複順列
2025/8/1

右図のような道のある町で、AからBまでの最短経路の総数を求め、さらに最短経路のうちQを通るものの総数、PまたはQを通るものの総数を求める問題です。

組み合わせ最短経路場合の数順列
2025/8/1

右の図のような道のある町で、点Aから点Bまでの最短経路の総数、点Qを通る最短経路の総数、点Pまたは点Qを通る最短経路の総数をそれぞれ求めます。

組み合わせ最短経路場合の数格子状の道
2025/8/1

右の図のような道のある町で、AからBまでの最短経路の総数、Qを通る最短経路の総数、そしてPまたはQを通る最短経路の総数をそれぞれ求める問題です。

組み合わせ最短経路場合の数格子点
2025/8/1

IBARAKI の7文字を1列に並べるとき、B, R, K がこの順に並ぶ並べ方は何通りあるか。

順列組み合わせ場合の数文字列
2025/8/1

与えられた4つの集合の濃度(要素の個数)を計算する問題です。

集合濃度集合論空集合
2025/8/1