それぞれの2次方程式が実数解を持つための条件は、判別式が0以上になることです。
まず、1つ目の2次方程式 x2−(5−a)x+(a−1)2=0 の判別式 D1 を計算します。 D1=(5−a)2−4(a−1)2=(25−10a+a2)−4(a2−2a+1)=25−10a+a2−4a2+8a−4=−3a2−2a+21 この2次方程式が実数解を持つためには、D1≥0 である必要があります。 −3a2−2a+21≥0 3a2+2a−21≤0 (3a−7)(a+3)≤0 よって、−3≤a≤37 次に、2つ目の2次方程式 x2+(a−4)x−3+a2=0 の判別式 D2 を計算します。 D2=(a−4)2−4(a2−3)=a2−8a+16−4a2+12=−3a2−8a+28 この2次方程式が実数解を持つためには、D2≥0 である必要があります。 −3a2−8a+28≥0 3a2+8a−28≤0 (3a+14)(a−2)≤0 よって、−314≤a≤2 少なくとも一方が実数解をもつためには、D1≥0 または D2≥0 となれば良いので、それぞれの範囲の和集合を求めます。 D1≥0 の範囲は −3≤a≤37 です。 D2≥0 の範囲は −314≤a≤2 です。 数直線で考えると、 −314≈−4.67 で 37≈2.33 ですから、 −314≤a≤37 が答えになります。