まず、それぞれの2次方程式が実数解を持つための条件を判別式を用いて考えます。
(1) x2−(5−a)x+(a−1)2=0 が実数解を持つ条件 判別式 D1=(5−a)2−4(a−1)2≥0 展開して整理すると、
25−10a+a2−4(a2−2a+1)≥0 25−10a+a2−4a2+8a−4≥0 −3a2−2a+21≥0 3a2+2a−21≤0 (3a−7)(a+3)≤0 −3≤a≤37 (2) x2+(a−4)x−3+a2=0 が実数解を持つ条件 判別式 D2=(a−4)2−4(a2−3)≥0 展開して整理すると、
a2−8a+16−4a2+12≥0 −3a2−8a+28≥0 3a2+8a−28≤0 (3a+14)(a−2)≤0 −314≤a≤2 少なくとも一方が実数解を持つ条件は、(1)または(2)を満たすことです。
数直線上にそれぞれの範囲を表すと、
(1) −3≤a≤37 (2) −314≤a≤2 したがって、a の範囲は −314≤a≤37 となります。