4番の問題は、2次不等式 $x^2 - 2x > 0$ と、2次関数 $f(x) = x^2 - 2ax - 2a + 15$ に関する問題です。 (1) 2次不等式 $x^2 - 2x > 0$ を解く。 (2) 関数 $f(x)$ の最小値を $a$ を用いて表し、$y = f(x)$ のグラフが $x$ 軸と異なる2点で交わるような $a$ の値の範囲を求める。 (3) 2次不等式 $x^2 - 2x > 0$ を満たす $x$ の値の範囲で、$y = f(x)$ のグラフが $x$ 軸と異なる2点で交わるような $a$ の値の範囲を求める。

代数学二次不等式二次関数関数の最小値不等式
2025/8/1

1. 問題の内容

4番の問題は、2次不等式 x22x>0x^2 - 2x > 0 と、2次関数 f(x)=x22ax2a+15f(x) = x^2 - 2ax - 2a + 15 に関する問題です。
(1) 2次不等式 x22x>0x^2 - 2x > 0 を解く。
(2) 関数 f(x)f(x) の最小値を aa を用いて表し、y=f(x)y = f(x) のグラフが xx 軸と異なる2点で交わるような aa の値の範囲を求める。
(3) 2次不等式 x22x>0x^2 - 2x > 0 を満たす xx の値の範囲で、y=f(x)y = f(x) のグラフが xx 軸と異なる2点で交わるような aa の値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

(1) 2次不等式 x22x>0x^2 - 2x > 0 を解きます。
x22x>0x^2 - 2x > 0 は、x(x2)>0x(x - 2) > 0 と変形できます。
したがって、x<0x < 0 または x>2x > 2 となります。
(2) 関数 f(x)=x22ax2a+15f(x) = x^2 - 2ax - 2a + 15 の最小値を求めます。
f(x)=(xa)2a22a+15f(x) = (x - a)^2 - a^2 - 2a + 15 と変形できます。
したがって、最小値は a22a+15-a^2 - 2a + 15 です。
y=f(x)y = f(x) のグラフが xx 軸と異なる2点で交わる条件は、f(x)=0f(x) = 0 が異なる2つの実数解を持つことです。これは、f(x)f(x) の最小値が負になることと同値です。
したがって、a22a+15<0-a^2 - 2a + 15 < 0 を解きます。
a2+2a15>0a^2 + 2a - 15 > 0
(a+5)(a3)>0(a + 5)(a - 3) > 0
a<5a < -5 または a>3a > 3
ただし、aa は正の定数であるため、a>3a > 3 となります。
(3) (1) の結果 x<0x < 0 または x>2x > 2 の範囲で、y=f(x)y = f(x) のグラフが xx 軸と異なる2点で交わるような aa の値の範囲を求めます。
(2) の結果より、a>3a > 3 であれば、y=f(x)y=f(x) のグラフは xx 軸と異なる2点で交わります。したがって、a>3a>3 が答えです。

3. 最終的な答え

(1) x<0x < 0 または x>2x > 2
(2) 最小値:a22a+15-a^2 - 2a + 15, a>3a > 3
(3) a>3a > 3

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