(1) 初項が3、公差が4の等差数列の初項から第何項までの和が820になるか。 (2) 等差数列 -9, -7, -5, ... の初項から第何項までの和が96になるか。

代数学等差数列数列の和二次方程式因数分解
2025/8/1

1. 問題の内容

(1) 初項が3、公差が4の等差数列の初項から第何項までの和が820になるか。
(2) 等差数列 -9, -7, -5, ... の初項から第何項までの和が96になるか。

2. 解き方の手順

(1) 等差数列の和の公式を用いる。初項を aa、公差を dd、項数を nn とすると、和 SnS_n は次のように表される。
Sn=n2(2a+(n1)d)S_n = \frac{n}{2}(2a + (n-1)d)
問題文より、a=3a=3, d=4d=4, Sn=820S_n = 820 であるから、
820=n2(23+(n1)4)820 = \frac{n}{2}(2 \cdot 3 + (n-1)4)
1640=n(6+4n4)1640 = n(6 + 4n - 4)
1640=n(2+4n)1640 = n(2 + 4n)
1640=2n+4n21640 = 2n + 4n^2
4n2+2n1640=04n^2 + 2n - 1640 = 0
2n2+n820=02n^2 + n - 820 = 0
この二次方程式を解く。因数分解すると、
(2n+41)(n20)=0(2n + 41)(n - 20) = 0
nn は自然数なので、n=20n=20
(2) 等差数列の和の公式を用いる。初項を aa、公差を dd、項数を nn とすると、和 SnS_n は次のように表される。
Sn=n2(2a+(n1)d)S_n = \frac{n}{2}(2a + (n-1)d)
問題文より、a=9a=-9, d=2d=2, Sn=96S_n = 96 であるから、
96=n2(2(9)+(n1)2)96 = \frac{n}{2}(2 \cdot (-9) + (n-1)2)
192=n(18+2n2)192 = n(-18 + 2n - 2)
192=n(20+2n)192 = n(-20 + 2n)
192=20n+2n2192 = -20n + 2n^2
2n220n192=02n^2 - 20n - 192 = 0
n210n96=0n^2 - 10n - 96 = 0
この二次方程式を解く。因数分解すると、
(n16)(n+6)=0(n - 16)(n + 6) = 0
nn は自然数なので、n=16n=16

3. 最終的な答え

(1) 第20項
(2) 第16項

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