円 $C: x^2 + y^2 - 6ax - 4ay + 26a - 65 = 0$ が与えられています。 (1) 円Cの中心の座標を求める。 (2) 円Cが定点A, Bを通る時、A, Bの座標を求める。 (3) A, Bにおける円Cの接線の傾きをそれぞれ求める。 (4) A, Bにおける円Cの2本の接線が直交する場合の $a$ の値を求める。 (5) Aにおける円Cの接線が原点を通る時の $a$ の値を求める。

幾何学座標接線方程式
2025/8/2

1. 問題の内容

C:x2+y26ax4ay+26a65=0C: x^2 + y^2 - 6ax - 4ay + 26a - 65 = 0 が与えられています。
(1) 円Cの中心の座標を求める。
(2) 円Cが定点A, Bを通る時、A, Bの座標を求める。
(3) A, Bにおける円Cの接線の傾きをそれぞれ求める。
(4) A, Bにおける円Cの2本の接線が直交する場合の aa の値を求める。
(5) Aにおける円Cの接線が原点を通る時の aa の値を求める。

2. 解き方の手順

(1) 円Cの式を平方完成する。
x26ax+y24ay+26a65=0x^2 - 6ax + y^2 - 4ay + 26a - 65 = 0
(x3a)2(3a)2+(y2a)2(2a)2+26a65=0(x - 3a)^2 - (3a)^2 + (y - 2a)^2 - (2a)^2 + 26a - 65 = 0
(x3a)2+(y2a)2=9a2+4a226a+65(x - 3a)^2 + (y - 2a)^2 = 9a^2 + 4a^2 - 26a + 65
(x3a)2+(y2a)2=13a226a+65(x - 3a)^2 + (y - 2a)^2 = 13a^2 - 26a + 65
したがって、円Cの中心の座標は (3a,2a)(3a, 2a)
(2) 円Cの式を aa について整理する。
x2+y26ax4ay+26a65=0x^2 + y^2 - 6ax - 4ay + 26a - 65 = 0
x2+y265+a(6x4y+26)=0x^2 + y^2 - 65 + a(-6x - 4y + 26) = 0
これが任意の aa について成立するためには、
x2+y265=0x^2 + y^2 - 65 = 0 かつ 6x4y+26=0-6x - 4y + 26 = 0
x2+y2=65x^2 + y^2 = 65 かつ 3x+2y=133x + 2y = 13
2y=133x2y = 13 - 3x より y=133x2y = \frac{13 - 3x}{2}。これを x2+y2=65x^2 + y^2 = 65 に代入すると、
x2+(133x2)2=65x^2 + (\frac{13 - 3x}{2})^2 = 65
x2+16978x+9x24=65x^2 + \frac{169 - 78x + 9x^2}{4} = 65
4x2+16978x+9x2=2604x^2 + 169 - 78x + 9x^2 = 260
13x278x91=013x^2 - 78x - 91 = 0
x26x7=0x^2 - 6x - 7 = 0
(x7)(x+1)=0(x - 7)(x + 1) = 0
x=7x = 7 または x=1x = -1
x=7x = 7 のとき y=133(7)2=13212=82=4y = \frac{13 - 3(7)}{2} = \frac{13 - 21}{2} = \frac{-8}{2} = -4
x=1x = -1 のとき y=133(1)2=13+32=162=8y = \frac{13 - 3(-1)}{2} = \frac{13 + 3}{2} = \frac{16}{2} = 8
したがって、A(7, -4), B(-1, 8)。
(3) A(7, -4)における円Cの接線の傾き:
円Cの中心(3a, 2a)と点A(7, -4)を通る直線の傾きは 2a(4)3a7=2a+43a7\frac{2a - (-4)}{3a - 7} = \frac{2a + 4}{3a - 7}
Aにおける円Cの接線の傾きは、この直線に垂直なので、3a72a+4-\frac{3a - 7}{2a + 4}
B(-1, 8)における円Cの接線の傾き:
円Cの中心(3a, 2a)と点B(-1, 8)を通る直線の傾きは 2a83a(1)=2a83a+1\frac{2a - 8}{3a - (-1)} = \frac{2a - 8}{3a + 1}
Bにおける円Cの接線の傾きは、この直線に垂直なので、3a+12a8-\frac{3a + 1}{2a - 8}
(4) A, Bにおける円Cの2本の接線が直交するならば、
(3a72a+4)(3a+12a8)=1(-\frac{3a - 7}{2a + 4}) (-\frac{3a + 1}{2a - 8}) = -1
(3a7)(3a+1)(2a+4)(2a8)=1\frac{(3a - 7)(3a + 1)}{(2a + 4)(2a - 8)} = -1
(3a7)(3a+1)=(2a+4)(2a8)(3a - 7)(3a + 1) = -(2a + 4)(2a - 8)
9a218a7=(4a28a32)9a^2 - 18a - 7 = -(4a^2 - 8a - 32)
9a218a7=4a2+8a+329a^2 - 18a - 7 = -4a^2 + 8a + 32
13a226a39=013a^2 - 26a - 39 = 0
a22a3=0a^2 - 2a - 3 = 0
(a3)(a+1)=0(a - 3)(a + 1) = 0
a=3a = 3 または a=1a = -1
(5) Aにおける円Cの接線が原点を通るならば、
接線の式は y+4=3a72a+4(x7)y + 4 = -\frac{3a - 7}{2a + 4} (x - 7)
原点(0, 0)を通るので、
0+4=3a72a+4(07)0 + 4 = -\frac{3a - 7}{2a + 4} (0 - 7)
4=7(3a7)2a+44 = \frac{7(3a - 7)}{2a + 4}
4(2a+4)=21a494(2a + 4) = 21a - 49
8a+16=21a498a + 16 = 21a - 49
13a=6513a = 65
a=5a = 5

3. 最終的な答え

円Cの中心の座標は (3a,2a)(3a, 2a)
A(7, -4), B(-1, 8)
Aにおける円Cの接線の傾き:3a72a+4-\frac{3a - 7}{2a + 4}
Bにおける円Cの接線の傾き:3a+12a8-\frac{3a + 1}{2a - 8}
a=3a = 3 または a=1a = -1
a=5a = 5

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