与えられた微分方程式を解く問題です。微分方程式は次の通りです。 $x \frac{dy}{dx} + y = 0$

解析学微分方程式変数分離
2025/8/2

1. 問題の内容

与えられた微分方程式を解く問題です。微分方程式は次の通りです。
xdydx+y=0x \frac{dy}{dx} + y = 0

2. 解き方の手順

まず、微分方程式を変数分離形に書き換えます。
xdydx=yx \frac{dy}{dx} = -y
両辺を xyxy で割ると
1ydydx=1x\frac{1}{y} \frac{dy}{dx} = -\frac{1}{x}
両辺を xx で積分します。
1ydydxdx=1xdx\int \frac{1}{y} \frac{dy}{dx} dx = \int -\frac{1}{x} dx
1ydy=1xdx\int \frac{1}{y} dy = - \int \frac{1}{x} dx
積分を実行します。
lny=lnx+C\ln|y| = -\ln|x| + C
ここで、CC は積分定数です。指数関数を適用して yy について解きます。
elny=elnx+Ce^{\ln|y|} = e^{-\ln|x| + C}
y=elnxeC|y| = e^{-\ln|x|} e^C
y=elnx1eC|y| = e^{\ln|x^{-1}|} e^C
y=1xeC|y| = \frac{1}{|x|} e^C
y=±eCxy = \pm \frac{e^C}{x}
eCe^C は定数なので、K=±eCK = \pm e^C とおくと、
y=Kxy = \frac{K}{x}

3. 最終的な答え

y=Kxy = \frac{K}{x}

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