四面体OABCがあり、点Gの位置ベクトル$\vec{OG}$が$\vec{OG} = \frac{\vec{OA} + \vec{OB} + \vec{OC}}{4}$で与えられています。直線AGと三角形OBCの交点をRとするとき、位置ベクトル$\vec{OR}$を$\vec{OB}$と$\vec{OC}$を用いて表す問題です。

幾何学ベクトル空間ベクトル四面体線形結合交点
2025/8/2

1. 問題の内容

四面体OABCがあり、点Gの位置ベクトルOG\vec{OG}OG=OA+OB+OC4\vec{OG} = \frac{\vec{OA} + \vec{OB} + \vec{OC}}{4}で与えられています。直線AGと三角形OBCの交点をRとするとき、位置ベクトルOR\vec{OR}OB\vec{OB}OC\vec{OC}を用いて表す問題です。

2. 解き方の手順

まず、点Rが直線AG上にあることから、実数kkを用いて
OR=(1k)OA+kOG\vec{OR} = (1-k)\vec{OA} + k\vec{OG}
と表せます。OG\vec{OG}の定義を代入すると、
OR=(1k)OA+kOA+OB+OC4=(1k+k4)OA+k4OB+k4OC\vec{OR} = (1-k)\vec{OA} + k\frac{\vec{OA} + \vec{OB} + \vec{OC}}{4} = (1-k+\frac{k}{4})\vec{OA} + \frac{k}{4}\vec{OB} + \frac{k}{4}\vec{OC}
となります。整理すると、
OR=(134k)OA+k4OB+k4OC\vec{OR} = (1-\frac{3}{4}k)\vec{OA} + \frac{k}{4}\vec{OB} + \frac{k}{4}\vec{OC}
となります。
次に、点Rが三角形OBC上にあることから、OR\vec{OR}OB\vec{OB}OC\vec{OC}の線形結合で表される必要があります。したがって、OA\vec{OA}の係数は0でなければなりません。よって、
134k=01-\frac{3}{4}k = 0
これを解くと、
k=43k = \frac{4}{3}
となります。
このkkの値をOR\vec{OR}の式に代入すると、
OR=4/34OB+4/34OC=13OB+13OC\vec{OR} = \frac{4/3}{4}\vec{OB} + \frac{4/3}{4}\vec{OC} = \frac{1}{3}\vec{OB} + \frac{1}{3}\vec{OC}
となります。

3. 最終的な答え

OR=13OB+13OC\vec{OR} = \frac{1}{3}\vec{OB} + \frac{1}{3}\vec{OC}

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