$a \neq 0, b \neq 0$ のとき、$(a-3b) // (a+b)$ ならば $a // b$ であることを示す。 ここで、$x // y$ は、$x$ と $y$ が平行であることを意味する。

幾何学ベクトル平行線形代数証明
2025/8/2

1. 問題の内容

a0,b0a \neq 0, b \neq 0 のとき、(a3b)//(a+b)(a-3b) // (a+b) ならば a//ba // b であることを示す。
ここで、x//yx // y は、xxyy が平行であることを意味する。

2. 解き方の手順

二つのベクトルが平行であるということは、一方が他方の定数倍で表せるということである。
したがって、(a3b)//(a+b)(a-3b) // (a+b) は、ある実数 kk が存在して、
a3b=k(a+b)a - 3b = k(a + b)
と書けることを意味する。この式を変形して、aabb の関係を明らかにする。
a3b=ka+kba - 3b = ka + kb
aka=kb+3ba - ka = kb + 3b
(1k)a=(k+3)b(1 - k)a = (k + 3)b
ここで、aabb が平行であることを示すには、ある実数 mm が存在して a=mba = mb と書けることを示せば良い。
もし、1k01 - k \neq 0 ならば、aabb で表すことができる。
a=k+31kba = \frac{k+3}{1-k}b
m=k+31km = \frac{k+3}{1-k} とおけば、a=mba = mb となり、a//ba // b が示される。
次に、1k=01-k = 0 すなわち、k=1k=1 の場合を考える。
このとき、(1k)a=(k+3)b(1-k)a = (k+3)b は、0=4b0 = 4b となる。しかし、b0b \neq 0 であるから、これはありえない。
したがって、k=1k=1 は起こりえない。
よって、1k01-k \neq 0 であり、a=k+31kba = \frac{k+3}{1-k}b となるので、a//ba // b である。

3. 最終的な答え

a0,b0a \neq 0, b \neq 0 のとき、(a3b)//(a+b)(a-3b) // (a+b) ならば a//ba // b である。

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