展開図が右図のようになる円錐の体積として正しいものを、選択肢a~eの中から選びなさい。円錐の展開図は、半径が5cmの扇形と、半径が3cmの円で構成されている。

幾何学円錐体積展開図ピタゴラスの定理
2025/8/2

1. 問題の内容

展開図が右図のようになる円錐の体積として正しいものを、選択肢a~eの中から選びなさい。円錐の展開図は、半径が5cmの扇形と、半径が3cmの円で構成されている。

2. 解き方の手順

まず、円錐の底面の円周の長さを求める。これは、展開図の底面の円の円周に等しい。
底面の円周は、2πr2 \pi r で求められるので、2π×3=6π2 \pi \times 3 = 6\pi である。
次に、円錐の母線の長さは、展開図の扇形の半径に等しいので、5cmである。扇形の弧の長さは円錐の底面の円周に等しいので、6π6\piである。
扇形の中心角を θ\theta(ラジアン)とすると、扇形の弧の長さは rθr\theta で表されるので、5θ=6π5\theta = 6\pi より θ=6π5\theta = \frac{6\pi}{5} となる。
次に、円錐の高さを hh とする。これは、ピタゴラスの定理を使って求めることができる。
h2+32=52h^2 + 3^2 = 5^2
h2+9=25h^2 + 9 = 25
h2=16h^2 = 16
h=4h = 4
最後に、円錐の体積 VV を求める。円錐の体積は、13πr2h\frac{1}{3} \pi r^2 h で求められる。
V=13π×32×4=13π×9×4=12πV = \frac{1}{3} \pi \times 3^2 \times 4 = \frac{1}{3} \pi \times 9 \times 4 = 12 \pi

3. 最終的な答え

c. 12π12 \pi

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