中心が同じ2つの円があり、大きい円の弦ABが小さい円に接している。弦ABの長さが16cmのとき、大きい円と小さい円の間の影をつけた部分の面積を求める。

幾何学面積ピタゴラスの定理
2025/8/2

1. 問題の内容

中心が同じ2つの円があり、大きい円の弦ABが小さい円に接している。弦ABの長さが16cmのとき、大きい円と小さい円の間の影をつけた部分の面積を求める。

2. 解き方の手順

* 大きい円の半径をRR、小さい円の半径をrrとする。
* 円の中心Oから弦ABに垂線OCを下ろすと、OCはABを二等分する。したがって、AC=BC=12AB=12×16=8AC = BC = \frac{1}{2}AB = \frac{1}{2} \times 16 = 8 cm。
* OCは小さい円の半径rrに等しい。したがって、OC=rOC = r
* 三角形OCAは直角三角形なので、ピタゴラスの定理より、OA2=OC2+AC2OA^2 = OC^2 + AC^2OAOAは大円の半径なので、OA=ROA = R
* したがって、R2=r2+82R^2 = r^2 + 8^2
* 影をつけた部分の面積は、大きい円の面積から小さい円の面積を引いたものである。つまり、πR2πr2=π(R2r2)\pi R^2 - \pi r^2 = \pi (R^2 - r^2)
* R2r2=82=64R^2 - r^2 = 8^2 = 64 なので、求める面積は64π64\pi

3. 最終的な答え

64π64\pi cm2^2

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