青球4個、白球3個、赤球1個の計8個の球について、以下の問いに答える問題です。 (1) これらを円形に並べる並べ方は何通りあるか。 (2) (1)の並べ方のうち、円の中心を通る直線に対して対称であるものは何通りあるか。 (3) 8個の球すべてを糸でつないでじゅずを作る。じゅずの作り方は何通りあるか。
2025/8/2
1. 問題の内容
青球4個、白球3個、赤球1個の計8個の球について、以下の問いに答える問題です。
(1) これらを円形に並べる並べ方は何通りあるか。
(2) (1)の並べ方のうち、円の中心を通る直線に対して対称であるものは何通りあるか。
(3) 8個の球すべてを糸でつないでじゅずを作る。じゅずの作り方は何通りあるか。
2. 解き方の手順
(1) 円順列の問題です。まず、8個の球を一直線に並べる並べ方を計算します。
同じ色の球は区別しないので、順列は重複度で割る必要があります。
次に、円順列であることを考慮し、回転して一致するものを同一視します。
(2) 円の中心を通る直線に対して対称な並び方を考えます。
対称であるためには、赤球が必ず直線上になければなりません。
残りの7個の球を直線に関して対称に並べる並べ方を考えます。
(3) じゅず順列(ネックレス順列)の問題です。
円順列の場合の数から、裏返して一致するものを同一視します。
(1) の計算:
まず、8個の球を直線状に並べる総数は 通りです。
円順列なので、これを8で割るのではなく、固定して考える必要があります。
赤玉の位置を固定して考えると、残り7個を並べる順列は 通りとなります。
(2) の計算:
円の中心を通る直線に関して対称にする場合、赤球が直線上にある必要があります。
直線で半分に分けられた球の個数は3.5個となるため、赤球の位置は確定します。
赤球の位置が確定したので、残りの7個の球のうち、3個の白球を配置する必要があります。
直線に関して対称に並べるので、片側に配置する個数を考えます。
直線上にない残りの6個の球を3個ずつ左右対称に配置します。
3個のうち、2個を青玉、1個を白玉とします。
3個の選び方は 通りです。
(3) の計算:
(1)で求めた円順列の総数は35通りです。
じゅず順列の場合、裏返して同じになるものを同一視します。
この中で対称なものは(2)で求めた3通りです。
それ以外のものは裏返すと異なるものになります。
対称でないものは (35 - 3) = 32 通りあります。
これらは裏返すことで同じになるペアが 32 / 2 = 16 ペアあります。
したがって、じゅずの作り方は 3 + 16 = 19 通りとなります。
3. 最終的な答え
(1) 35
(2) 3
(3) 19