問題は2つの部分に分かれています。 最初の部分は、半径が $r$ と $r'$ である2つの円の中心間の距離を $d$ としたとき、与えられた $r, r', d$ の値に対して、2円に引ける共通接線の本数を求める問題です。 2番目の部分は、図において、角$\theta$の大きさを求める問題です。ただし、点Pは接点です。

幾何学接線円周角角度
2025/8/2

1. 問題の内容

問題は2つの部分に分かれています。
最初の部分は、半径が rrrr' である2つの円の中心間の距離を dd としたとき、与えられた r,r,dr, r', d の値に対して、2円に引ける共通接線の本数を求める問題です。
2番目の部分は、図において、角θ\thetaの大きさを求める問題です。ただし、点Pは接点です。

2. 解き方の手順

**最初の部分**
共通接線の本数は、半径の差と中心間距離の関係によって決まります。
(1) r=2,r=3,d=6r=2, r'=3, d=6の場合:
rr=23=1|r-r'| = |2-3| = 1
r+r=2+3=5r + r' = 2 + 3 = 5
d=6d = 6
rr<d|r-r'| < d かつ r+r<dr+r' < d なので、共通外接線が2本、共通内接線が2本引けます。合計4本引けるはずですが、図を見るとその本数は状況によって変わります。
rr<d<r+r|r-r'| < d < r+r'の場合、共通外接線が2本、共通内接線が2本で合計4本です。
d>r+rd > r+r'の場合、共通外接線が2本、共通内接線が2本で合計4本です。
d=r+rd = r+r'の場合、共通外接線が2本、共通内接線が1本で合計3本です。
d=rrd = |r-r'|の場合、共通外接線が1本、共通内接線が0本で合計1本です。
d<rrd < |r-r'|の場合、共通外接線が0本、共通内接線が0本で合計0本です。
したがって、d=6>r+r=5d=6 > r+r' = 5 なので、共通接線は4本存在します。しかし問題文の指示に従い、状況に応じて0本の場合も考慮する必要があるため、与えられた選択肢に合うように考えると、この場合は共通接線が4本引ける条件なので、4本と考えるべきですが、選択肢から4を選ぶことができないので、検討が必要です。
問題文には「共通接線の本数を求めよ」とあり、具体的な本数を答える必要があります。r=2,r=3,d=6r=2, r'=3, d=6のとき、r+r=5<d=6r+r' = 5 < d = 6より、共通外接線が2本、共通内接線が2本なので、合計4本引けます。
(2) r=5,r=2,d=7r=5, r'=2, d=7の場合:
rr=52=3|r-r'| = |5-2| = 3
r+r=5+2=7r+r' = 5 + 2 = 7
d=7d = 7
r+r=dr+r' = d なので、共通外接線が2本、共通内接線が1本です。よって合計3本引けます。
**2番目の部分**
点Pは接点なので、線分APと線分BPは円に内接しています。
円周角の定理より、APB=2ACB\angle APB = 2\angle ACB
四角形APCDを考えると、円に内接する四角形の対角の和は180度なので、
APC+ADC=180\angle APC + \angle ADC = 180^\circ
また、ADC=45\angle ADC = 45^\circより、APC=18045=135\angle APC = 180^\circ - 45^\circ = 135^\circ
APB=55\angle APB = 55^\circなので、BPC=360APCAPB=36013555=170\angle BPC = 360^\circ - \angle APC - \angle APB = 360^\circ - 135^\circ - 55^\circ = 170^\circ
円周角の定理より、BPC=2BAC\angle BPC = 2\angle BAC
したがって、BAC=12BPC=12(1805545)=12(80)=40\angle BAC = \frac{1}{2} \angle BPC = \frac{1}{2}(180^\circ - 55^\circ - 45^\circ) = \frac{1}{2}(80^\circ)=40^\circ
θ=12(3602×552×45)=12(36010090)=12(160)=80\theta = \frac{1}{2} (360 - 2 \times 55 - 2 \times 45) = \frac{1}{2}(360 - 100 - 90) = \frac{1}{2}(160) = 80
円周角の定理から、ACB=12APD=12(360245)=12(180)=45\angle ACB = \frac{1}{2}\angle APD = \frac{1}{2} (360^\circ - 2 \cdot 45^\circ) = \frac{1}{2} (180^\circ)=45^\circ. したがって、2×45=452 \times 45 = 45, ACB=45/2=22.5\angle ACB = 45/2 = 22.5. APB=2θ\angle APB = 2 \theta. CPD=245=90/2=45 \angle CPD = 2 * 45 = 90/2 = 45.
2θ+90=3602\theta + 90 = 360. これは間違い。
APB=2ACB\angle APB = 2 \angle ACB. CPD=245=90\angle CPD = 2*45 = 90
APB+CPD=55+45\angle APB + \angle CPD = 55+45. 55+45+θ=18055 + 45 + \theta = 180.
ACB=12(3602×45)=90/2=45\angle ACB = \frac{1}{2} (360- 2 \times 45) = 90/2 = 45.
角度の和の関係から、2×θ+2×45=1802 \times \theta + 2 \times 45 = 180
θ+45=90\theta + 45 = 90. θ=40\theta = 40
θ=34\theta = 34^\circ は不適切。
55+45=10055+45 = 100. 180100=80180-100 = 80.

3. 最終的な答え

1: 4
2: 3
θ=40\theta = 40^\circ

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