行列式を計算するために、余因子展開を用います。3行目に0が3つあるため、3行目に関して余因子展開を行うのが簡単です。
det(A)=0⋅C31+4⋅C32+0⋅C33+0⋅C34=4⋅C32 ここで、C32は(3,2)成分の余因子です。余因子は (−1)i+jMij で与えられます。Mij は小行列式で、元の行列からi行とj列を取り除いた行列の行列式です。 したがって、C32=(−1)3+2M32=(−1)5M32=−M32 となります。 M32 は、行列 A から3行目と2列目を取り除いた行列の行列式です。 M32=det022333001 この3x3行列の行列式を計算します。1行目について余因子展開を行います。
M32=0⋅C11+3⋅C12+0⋅C13=3⋅C12 ここで、C12=(−1)1+2det(2201)=(−1)3(2⋅1−0⋅2)=−2 したがって、M32=3⋅(−2)=−6 C32=−M32=−(−6)=6 det(A)=4⋅C32=4⋅6=24