1. 問題の内容
与えられた4つの2次不等式の中から、解がすべての実数となるものを選びます。
2. 解き方の手順
それぞれの2次不等式について、判別式 を計算し、不等号の向きとあわせて、解がすべての実数となるかどうかを調べます。
* **選択肢1:**
両辺に-1をかけて とします。
より、 または となるため、すべての実数ではありません。画像ではすでに間違いとされています。
* **選択肢2:**
より、 となるため、すべての実数ではありません。
* **選択肢3:**
判別式 です。
の係数が正であることから、この2次関数は下に凸のグラフとなり、判別式が負であることから、 軸と交点を持ちません。したがって、 は常に正の値をとります。よって、 はすべての実数 で成り立ちます。
* **選択肢4:**
判別式 です。
の係数が正であることから、この2次関数は下に凸のグラフとなり、判別式が負であることから、 軸と交点を持ちません。したがって、 は常に正の値をとります。よって、 となる は存在しません。