A地とB地は1200m離れており、その間にP地がある。兄は分速160mでA地へ、弟は分速80mでB地へ向かう。それぞれ目的地に着いたら折り返す。兄と弟が同時に出発してから$x$分後の二人の間の距離を$y$mとする。 (1) $0 \leqq x \leqq 4$における図2のグラフの式を求める。 (2) P地からB地までの距離を求める。 (3) 兄がA地に着いてから、兄と弟が出会うまでの$x$と$y$の関係を表すグラフを解答用紙のグラフに続けて書く。 (4) 兄と弟の間の距離が360mになるのは2回ある。2回目に360mになるのは、最初に360mになってから何分後か求める。

代数学一次関数距離速さグラフ文章問題
2025/8/3

1. 問題の内容

A地とB地は1200m離れており、その間にP地がある。兄は分速160mでA地へ、弟は分速80mでB地へ向かう。それぞれ目的地に着いたら折り返す。兄と弟が同時に出発してからxx分後の二人の間の距離をyymとする。
(1) 0x40 \leqq x \leqq 4における図2のグラフの式を求める。
(2) P地からB地までの距離を求める。
(3) 兄がA地に着いてから、兄と弟が出会うまでのxxyyの関係を表すグラフを解答用紙のグラフに続けて書く。
(4) 兄と弟の間の距離が360mになるのは2回ある。2回目に360mになるのは、最初に360mになってから何分後か求める。

2. 解き方の手順

(1)
図2のグラフは原点を通る直線である。
x=4x=4のとき、y=960y=960なので、y=axy=axに代入すると、
960=a×4960 = a \times 4
a=9604=240a = \frac{960}{4} = 240
よって、y=240xy=240x
(2)
兄がA地に着くまでにかかる時間は、AP160=4\frac{AP}{160}=4分なので、AP=160×4=640AP=160 \times 4 = 640mである。
AP+PB=1200AP + PB = 1200mなので、PB=1200640=560PB = 1200 - 640 = 560m
(3)
兄がA地に着いた後の状況を考える。
兄はA地に着いてすぐに折り返すので、A地を出発した時点を考える。
兄の速さは分速160m、弟の速さは分速80mである。
兄がA地に着いたのは4分後であり、その時の弟の位置はP地から80×4=32080 \times 4 = 320m離れた地点である。
兄と弟の間の距離はyyである。
兄はB地に向かい、弟もB地に向かうので、二人の間の距離は縮まっていく。
y=(640+160(x4))(320+80(x4))=320+80(x4)=320+80x320=80xy = | (640 + 160(x-4)) - (320 + 80(x-4)) | = |320 + 80(x-4)| = |320 + 80x - 320| = 80x
二人が出会うのは、y=0y=0となるときなので、80x=080x = 0からx=0x=0となる。これは出発点を表しているので、出会うのは4分後以降となる。
兄がA地に着いてから二人が出会うまで、160x+80x=1200160x + 80x = 1200を解けばよい。
240x=1200240x = 1200なので、x=5x = 5分。
兄がA地に着いてから出会うまでの時間は、1分である。
y=0y = 0となるのは、兄が出発してから5分後なので、x=5x=5のときy=0y=0となる。
よって、グラフは(4,960)(4, 960)から(5,0)(5, 0)へ向かう直線となる。
(4)
1回目は、y=240x=360y=240x = 360のときなので、x=360240=32=1.5x = \frac{360}{240} = \frac{3}{2} = 1.5分。
2回目に360mになるのは、兄がA地に着いてからの時間なので、80(x4)=36080(x-4) = 360より、x4=36080=92=4.5x-4 = \frac{360}{80} = \frac{9}{2}=4.5なので、x=8.5x = 8.5
8.51.5=78.5 - 1.5 = 7

3. 最終的な答え

(1) y=240xy = 240x
(2) 560m
(3) (4, 960)から(5, 0)への直線(グラフの図示は省略)
(4) 7分後

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