関数 $f(x) = \log(1 + e^x) + \frac{1 - e^x}{1 + e^x}$ について、以下の問いに答えます。 (1) 第1次導関数 $f'(x)$ と第2次導関数 $f''(x)$ を求めます。 (2) 極限 $\lim_{x \to \infty} f'(x)$ を求め、 $a = \lim_{x \to \infty} f'(x)$ とおいたとき、極限 $\lim_{x \to \infty} \{f(x) - ax\}$ を求めます。 (3) 関数 $f(x)$ の増減、極値、曲線 $C$ の凹凸、変曲点、および漸近線を調べ、曲線 $C$ の概形を描きます。
2025/8/3
1. 問題の内容
関数 について、以下の問いに答えます。
(1) 第1次導関数 と第2次導関数 を求めます。
(2) 極限 を求め、 とおいたとき、極限 を求めます。
(3) 関数 の増減、極値、曲線 の凹凸、変曲点、および漸近線を調べ、曲線 の概形を描きます。
2. 解き方の手順
(1) を微分します。
まず、第1項の微分は です。
第2項は商の微分法 を用います。
、 とすると、 、 なので、
したがって、
次に、 を求めます。 を微分します。
、 とすると、
、 なので、
(2)
よって、 となります。
(3)
となるのは のときなので 。
のとき、 であり、 のとき、 。
したがって、 は で極小値をとります。
。
となるのは のときなので 、つまり 。
のとき、 であり、 のとき、 。
したがって、 で変曲点を持ちます。
したがって、 は漸近線です。
より、 が漸近線です。
3. 最終的な答え
(1) 、
(2) 、
(3) 増減表と凹凸を調べ、グラフを描画します。
- 極小値: で
- 変曲点: で
- 漸近線: () 、 ()
(グラフの概形は省略します。増減表と凹凸に基づいて描画してください。)