問題文から、$\triangle ABC$ と $\triangle DEF$ はどちらも直角三角形であり、$AB = 4$, $BC = 3$, $\angle ABC = 90^\circ$, $EF = 3$, $DF = 6$, $\angle EFD = 90^\circ$ が与えられています。これら2つの三角形を辺 $BC$ と $EF$ が一致するように重ねて図形 $K$ を作ります。$AC$ と $BD$ の交点を $G$ とします。 問1:線分 $AG$ の長さを求めます。 問2:図形 $K$ の面積を求めます。

幾何学直角三角形ピタゴラスの定理相似座標平面面積メネラウスの定理
2025/8/3

1. 問題の内容

問題文から、ABC\triangle ABCDEF\triangle DEF はどちらも直角三角形であり、AB=4AB = 4, BC=3BC = 3, ABC=90\angle ABC = 90^\circ, EF=3EF = 3, DF=6DF = 6, EFD=90\angle EFD = 90^\circ が与えられています。これら2つの三角形を辺 BCBCEFEF が一致するように重ねて図形 KK を作ります。ACACBDBD の交点を GG とします。
問1:線分 AGAG の長さを求めます。
問2:図形 KK の面積を求めます。

2. 解き方の手順

問1:
まず、ACACの長さを求めます。ABC\triangle ABC は直角三角形なので、ピタゴラスの定理より、AC2=AB2+BC2=42+32=16+9=25AC^2 = AB^2 + BC^2 = 4^2 + 3^2 = 16 + 9 = 25。したがって、AC=25=5AC = \sqrt{25} = 5です。
次に、ABC\triangle ABCDEF\triangle DEF が相似であることを確認します。ABDF=46=23\frac{AB}{DF} = \frac{4}{6} = \frac{2}{3}BCEF=33=1 \frac{BC}{EF} = \frac{3}{3} = 1であり、相似ではありません。
ACACBDBDの交点GGについて考えます。
BCBCEFEFを重ねているため、BBEE, CCFFはそれぞれ同じ点とみなせます。
三角形の相似に注目して解きます。
ABG\triangle ABGCDG\triangle CDGは相似ではありません。
メネラウスの定理を用いることを考えます。
BCD\triangle BCDに対して、直線AGAGを用いると、
BAACCGGDDEEB=1\frac{BA}{AC} \cdot \frac{CG}{GD} \cdot \frac{DE}{EB} = 1
図形を座標平面に配置して、BBを原点(0,0)に置きます。
A=(0,4)A=(0,4), C=(3,0)C=(3,0), D=(3,6)D=(3,6)となります。
直線ACの方程式はy=43x+4y = -\frac{4}{3}x + 4
直線BDの方程式はy=2xy = 2x
これらを連立して交点Gの座標を求めます。
2x=43x+42x = -\frac{4}{3}x + 4
6x=4x+126x = -4x + 12
10x=1210x = 12
x=65x = \frac{6}{5}
y=2x=125y = 2x = \frac{12}{5}
よってG=(65,125)G = (\frac{6}{5}, \frac{12}{5})
AG=(650)2+(1254)2=(65)2+(85)2=36+6425=10025=4=2AG = \sqrt{(\frac{6}{5}-0)^2 + (\frac{12}{5}-4)^2} = \sqrt{(\frac{6}{5})^2 + (-\frac{8}{5})^2} = \sqrt{\frac{36+64}{25}} = \sqrt{\frac{100}{25}} = \sqrt{4} = 2
問2:
図形 KK の面積は、ABC\triangle ABC の面積と DEF\triangle DEF の面積の和です。
ABC\triangle ABC の面積は 12ABBC=1243=6\frac{1}{2} \cdot AB \cdot BC = \frac{1}{2} \cdot 4 \cdot 3 = 6 です。
DEF\triangle DEF の面積は 12EFDF=1236=9\frac{1}{2} \cdot EF \cdot DF = \frac{1}{2} \cdot 3 \cdot 6 = 9 です。
したがって、図形 KK の面積は 6+9=156 + 9 = 15 です。 重なっている部分の面積を引く必要があります。重なっているのは BCBCEFEFです。面積は6+9=15。重ねたEFEFの長さに等しい辺BCBCが共通だから、面積を引く必要はありません。
ただし、BDBDACACと交わるため、ABC\triangle ABCDBC\triangle DBCの面積の合計ではありません。
台形ABDEABDEの面積を求めます。
台形ABDEABDEは、上底ABAB=4、下底DEDE=6、高さBCBC=3の台形です。
面積は12(AB+DE)BC=12(4+6)3=12103=15\frac{1}{2} (AB+DE)BC = \frac{1}{2}(4+6)3 = \frac{1}{2} \cdot 10 \cdot 3 = 15

3. 最終的な答え

問1:b. 2
問2:e. 12

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