まず、球面Sの方程式を求めます。中心が(0,0,1)、半径が1なので、球面Sの方程式は以下のようになります。 x2+y2+(z−1)2=1 次に、点Qの座標を(a,b,c)とします。Qは球面S上にあるので、以下の関係が成り立ちます。 a2+b2+(c−1)2=1 また、Qは(0,0,2)とは異なる点なので、(a,b,c)=(0,0,2)です。 点P(1,0,2)と点Q(a,b,c)を通る直線lのパラメータ表示を考えます。 \begin{pmatrix} x \\ y \\ z \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} 1 \\ 0 \\ 2 \end{pmatrix} + t \begin{pmatrix} a-1 \\ b \\ c-2 \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} 1 + t(a-1) \\ tb \\ 2 + t(c-2) \end{pmatrix}
ここで、tは実数パラメータです。直線lと平面z=0との交点Rを求めるので、z=0を代入します。 2+t(c−2)=0 t=−c−22 これを直線lのパラメータ表示に代入して、交点Rの座標(x,y,0)を求めます。 x=1−c−22(a−1) y=−c−22b Rの座標を(x,y,0)と置くと、 x−1=−c−22(a−1) y=−c−22b したがって、
a−1=−2(x−1)(c−2) b=−2y(c−2) a2+b2+(c−1)2=1に代入します。 (2(x−1)(c−2)+1)2+(2y(c−2))2+(c−1)2=1 (2(x−1)(c−2)+2)2+(2y(c−2))2+(c−1)2=1 (x−1)(c−2)=2−c より、c=2であるから c=2−1+(x−1)2+y22 これを整理すると,c=2で、a2+b2+(c−1)2=1から0≤c≤2, c=2 よって、x2+y2>1.